
このコラムを読むとわかること
- 探偵が実施する素行調査の内容と対象範囲
- 実際の事例をもとにした調査結果の具体例
- 調査にかかる料金や費用相場、価格の決まり方
- コストを抑えるための依頼方法や工夫
- 信頼できる探偵社を見極めるポイント
- 調査中および報告時に受け取れる証拠の質と形式
- 法律に抵触しない調査手法と注意点
- トラブル解決や裁判に活用できる調査の意義
最近、パートナーの行動が気になる、従業員の勤務態度に不安がある、娘の結婚相手がしっかりしているのか心配だ…。子どもの交友関係が心配だ……。このように「素行調査」を考える場面は意外と多いものです。しかし、実際に探偵に依頼すると具体的にどの程度の情報が得られるのか、料金や費用の相場はどれくらいなのか、不安を感じる方も少なくありません。
そこで今回に探偵コラムでは、探偵歴20年以上のキャリアを誇る現役探偵がプロの探偵が行う素行調査の実態について詳しく解説し、どこまでわかるのか、またその料金や費用の相場についても具体的な事例を交えながら分かりやすくお伝えします。素行調査を検討している方が安心して一歩を踏み出せるよう、現役探偵目線のリアルな情報をお届けします。
【目次】
- 素行調査とは?探偵が行う基本的な調査内容
- 探偵による素行調査で明らかになる具体的事例
- 素行調査の料金と費用相場
- 費用を抑えるための具体的な方法
- 素行調査を依頼する際の探偵選びのポイント
- 素行調査を依頼する際のよくある質問(FAQ)
- 調査報告書の中身とは?実際の報告内容と証拠の質
- 素行調査と法律の関係|違法になるケースは?
- まとめ:素行調査でトラブルを解決するために
1. 素行調査とは?探偵が行う基本的な調査内容
素行調査とは、対象者の日常的な行動を専門的に観察・記録し、その行動の傾向やパターンを詳細に分析し、客観的な証拠を収集する調査のことです。調査対象の行動は慎重に記録され、問題行動の有無や実態が明確になります。主な調査内容は以下のような項目を含みます。
- 行動記録:日常の移動ルート、よく訪れる場所、立ち寄り先を徹底的に追跡し記録します。
- 交友関係の特定:誰と接触しているのかを明確に特定し、その人物の背景まで詳しく調べます。
- 滞在時間と頻度:特定の場所や人物との接触時間やその頻度を明確に把握します。
- 客観的証拠の収集:行動の様子を写真や動画などの映像証拠として記録し、後での検証や法的手続きでの利用を可能にします。
- SNS・オンライン上の行動調査:オンラインでの活動内容、SNSの投稿やメッセージのやり取りを分析します。
このように、素行調査では対象者の行動を多角的に把握し、問題の有無や事実関係を客観的かつ具体的に明らかにします。
2. 探偵による素行調査で明らかになる具体的事例
探偵の素行調査で具体的に判明したケースをさらに詳しくご紹介します。
- 浮気や不倫の証拠収集:パートナーが特定の異性と頻繁に密会していることを証拠写真や動画で明確に記録。特定の場所や時間帯まで把握することで、交際の実態を証明。
- 従業員の業務怠慢や不正行為:外回り営業中の従業員が実際にはカフェやパチンコ店で時間を過ごしている姿を確認し、証拠を取得。企業の損害防止に大きく貢献。
- 子どもの非行や不良交友関係:子どもが特定の非行グループと頻繁に会っている様子や行動パターンを明らかにし、早期に適切な対応ができるようサポート。
- オンラインでの問題行動:SNSでの誹謗中傷や危険なサイトへのアクセスなど、デジタル空間での具体的な問題行動を特定し、トラブル回避策を提案。
- 娘の婚約者の適正:娘の婚約者の交友関係や勤務状況、生活状況と整合性の確認を行い、結婚相手として問題がないかの確認と提案。
このような具体的で信頼性の高い証拠により、迅速かつ効果的な対策が可能になります。
3. 素行調査の料金と費用相場
素行調査を依頼する際に気になるのが料金です。探偵社によって料金体系やプランは異なりますが、一般的な相場として以下の目安があります。
- 基本料金(時間単位):1時間あたり約8,000円~15,000円(調査員1名)
- 簡易調査(短期間の調査):2日~5日程度の調査で約5万円~20万円
- 詳細調査(長期間・深掘り調査):1週間以上にわたる綿密な調査で約20万円~50万円以上
- 特殊調査(オンライン調査や海外調査):特殊なスキルや機材を必要とする場合、費用は高くなることがあります(要相談)
料金が変動する主な要素には次のようなものがあります。
- 調査対象の行動範囲(広域移動や県外調査など)
- 調査員の人数(人数が多いほど費用は高くなります)
- 調査に必要な特殊機材(高性能カメラ、GPS機器など)
調査依頼を検討する際は、事前に探偵社との無料相談を利用して具体的な料金プランを明確にすることが重要です。
4. 費用を抑えるための具体的な方法
探偵の素行調査を予算内で効果的に行うためには、以下のような工夫が重要です。
- 調査期間を明確に絞る:無駄な時間を削減するために、疑わしい曜日や時間帯に焦点を当てて依頼することで、調査の効率が格段に上がります。
- 目的を明確に伝える:浮気の有無を知りたいのか、証拠を裁判で使いたいのかなど、目的を具体的に伝えることで、無駄のない調査設計が可能になります。
- 行動パターンを事前に整理して伝える:対象者の通勤時間、よく行く場所、交友関係などを依頼前に把握しておくと、調査範囲が明確になり費用を圧縮できます。
- 見積もりを複数社から取る:複数の探偵社から見積もりを取り、料金体系や調査内容を比較することで、納得感のある選択ができます。
- パック料金や成功報酬型プランを検討する:時間制よりもお得になる場合があるので、事前に料金プランを細かく確認しましょう。
- 相談時に予算を提示する:あらかじめ予算の上限を伝えることで、探偵側も予算内で最大限の効果が出るような提案をしてくれます。
無駄な調査を避け、効率的な進行を意識することが、費用対効果の高い素行調査に繋がります。
5. 素行調査を依頼する際の探偵
素行調査の成功は、依頼する探偵社の質によって大きく左右されます。安心して調査を任せられる探偵を選ぶためには、以下のようなポイントを事前に確認しておきましょう。
- 探偵業届出番号の有無:探偵業を営むには、公安委員会への届出が義務付けられています。届出番号が明記されているかどうかは、法令を順守しているかの大きな判断材料です。
- 料金体系が明確であるか:不明瞭な料金設定はトラブルのもとです。基本料金、追加費用、成功報酬の有無などを事前に細かく確認しましょう。
- 調査報告書のサンプル提示:報告書の形式や写真・動画の質を確認することで、その探偵社の実力や調査の丁寧さがわかります。
- 過去の調査実績や口コミ評価:実際の依頼者からの評価やレビューを参考にすることで、対応力や信頼性の高さを把握できます。
- 相談時の対応力と誠実さ:無料相談時の対応が丁寧で親身であるかどうかは、信頼できる探偵社かどうかを判断する大きなポイントになります。
- 調査後のアフターフォローの有無:調査結果をどのように活用すべきか、法的アドバイスや心理カウンセリングなどのサポート体制が整っているかも重要です。
信頼できる探偵社は、調査だけでなく依頼者の悩みに真摯に向き合い、最善のサポートを提供してくれる存在です。相見積もりや相談を複数行うことも、後悔しない探偵選びのコツです。
6. 素行調査を依頼する際のよくある質問(FAQ)
素行調査を検討する際、依頼者の多くが抱える疑問や不安について、よくある質問をまとめました。事前に理解しておくことで、スムーズかつ安心して依頼することができます。
- 調査期間はどのくらい必要か?
調査の目的や対象者の行動パターンによりますが、平均的には3日〜1週間程度が一般的です。特定の曜日や時間帯に絞った調査であれば、2〜3日で成果が得られることもあります。 - 調査が対象者にばれることはないか?
経験豊富な探偵であれば、調査対象に気づかれることなく尾行・撮影が可能です。車両や服装を工夫し、複数名体制で交代しながら行動するなど、バレないための工夫が徹底されています。 - 法的に問題ない証拠収集方法か? 探偵業法に則り、違法な手段(盗聴・不法侵入など)を使わずに証拠を収集します。写真や動画の証拠は、裁判でも使用できるように合法的に取得されます。
- 証拠はどのように受け取れるか?
写真・動画・報告書として受け取るのが一般的です。DVDやUSBなどの媒体で提供されるほか、紙の報告書に詳細な時系列付きのレポートが添付されることもあります。 - 調査後に弁護士や専門家を紹介してもらえるか?
探偵社によっては、提携している弁護士や心理カウンセラーを紹介してくれるところもあります。調査結果をどう活かすか、専門家と連携することで適切な対処が可能です。 - 費用について途中で追加料金が発生することはあるか?
契約時にしっかり確認しておくことが大切です。信頼できる探偵社であれば、契約書に明記された金額以外に追加料金が発生することはありません。
7. 調査報告書の中身とは?実際の報告内容と証拠の質
素行調査が終了した後、依頼者に提出されるのが「調査報告書」です。この報告書は、ただの出来事の羅列ではなく、依頼者が現実を理解し、今後の判断材料とするための極めて重要な資料となります。
報告書の内容には以下のような要素が含まれています:
- 時系列に沿った詳細な行動記録:対象者がいつ、どこへ行き、誰と接触し、どのような行動を取ったのかを時間ごとにまとめた記録。
- 写真・動画などの客観的証拠:暗所でも鮮明に撮影できる高性能カメラを用いた証拠写真や動画が添付されます。人物の顔、ナンバープレート、店名など、裁判でも通用するレベルの精度が求められます。
- 地図・位置情報付きの報告:GPSなどの技術を活用し、対象者の移動経路を地図とともに示したレポートが添えられることもあります。
- 調査員の所見・心理的分析:対象者の様子や行動に関する調査員のコメント、または「なぜこのような行動を取っている可能性があるか」といった心理的観点からの分析も含まれます。
- 報告書の体裁・形式:報告書は紙媒体だけでなく、デジタル形式(PDFや動画データ)での提出も可能です。依頼者の希望によっては、クラウド経由での納品やパスワード付きのUSB提供なども対応可能です。
特に浮気や不正行為など、法的対応を検討しているケースでは、この報告書が「証拠能力を持つか否か」の分かれ目となるため、探偵社の調査力・報告力の質が問われます。
8. 素行調査と法律の関係|違法になるケースは?
調査を依頼する際に気になるのが「違法にならないか?」という点です。探偵業は法律に基づいて運営されるべきものであり、違法な手段での証拠収集は刑事・民事両面で重大なトラブルを招く可能性があります。以下に注意すべきポイントを詳しく整理します。
違法行為となるケース(刑法・住居侵入罪・盗聴法違反など)
- 住居や敷地への無断侵入:対象者の自宅や会社など、許可なく立ち入る行為は住居侵入罪に該当します。
- 盗聴・盗撮の実施:許可なく録音機やカメラを設置して音声や映像を取得する行為は、通信の秘密やプライバシー権の侵害となり、刑罰の対象です。
- ナンバープレートや個人情報の不正取得・拡散:取得した情報を依頼者以外に提供する、ネットで拡散するなどの行為も違法です。
合法的に認められている範囲(探偵業法・民法・判例に基づく)
- 公共の場所での尾行・張り込み:駅・カフェ・店舗など、誰でも立ち入れる場所での行動観察は違法ではありません。
- 写真・映像の撮影:対象者が公の場にいる場合、その様子を撮影する行為は合法とされています(ただし撮影方法が過剰でないことが前提)。
- GPS機器の使用(条件付き):対象者本人が所有していない車両などに取り付けることは、2022年の最高裁判例により制限が強化されました。許可なくGPSを用いる場合は違法となる可能性があります。
プライバシーの尊重と法的配慮の重要性
調査対象者にも当然ながら人格権・プライバシー権があるため、調査の手段と目的のバランスが求められます。探偵社が守るべき基本原則として:
- 調査目的が正当(違法・不当な依頼を受けない)
- 手段が適法かつ必要最小限である
- 証拠が将来的に法的に活用可能であること
これらの点を遵守していない調査は、証拠能力を失うばかりか、依頼者自身がトラブルの当事者となるリスクがあります。
探偵業届出済み業者を選ぶべき理由
探偵業法に基づき、探偵業を営む事業者は各都道府県公安委員会へ届出を行う義務があります。届出がなされている業者は、「探偵業届出証明書」を事務所に掲示することが義務付けられています。信頼できる業者は、調査方法においても法令を厳守しており、依頼者に対しても丁寧に説明責任を果たしてくれます。
信頼できる探偵社であれば、調査方法や証拠収集についても法的な配慮が行き届いているため、安心して任せることができます。
9. まとめ:素行調査でトラブルを解決するために
素行調査は、自分自身では得られない確かな証拠を手に入れるための有効な手段です。浮気・不倫の真実を明らかにしたい、従業員の不正を把握したい、子どもの交友関係に不安がある──そんなときにこそ、プロの探偵の力が大きな支えになります。
しかし、調査の質や結果は依頼する探偵社によって大きく異なるため、費用相場や選び方を理解したうえで慎重に選ぶことが成功のカギとなります。本コラムで紹介した内容を参考に、納得できる調査と結果を得ていただければ幸いです。
総合探偵社R.A.Dでは、豊富な実績と20年以上の経験をもとに、調査からアフターケアまで一貫してサポートしています。24時間無料相談を受け付けており、匿名でのご相談も可能です。まずは一歩踏み出して、お気軽にご相談ください。
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この探偵コラムの著者
梅澤 賢樹
Umezawa Masaki
総合探偵社R.A.D CEO
株式会社ディバイン 代表取締役社長
総合探偵社リザルト東京 副代表
株式会社リザルト 専務取締役
PROFILE
大手探偵社にて探偵としての調査スキルを習得した後、独立。探偵歴23年のキャリアを誇り、年間500件以上の浮気問題や人探しなどの探偵業務を取り扱う現役の探偵として活躍している。2007年に東京都港区六本木に「総合探偵社リザルト東京」を設立。六本木を中心としたエリアで浮気調査・企業の法人調査を多数取り合う。2023年に総合探偵社R.A.Dを埼玉県川口市に設立。主に東京都・埼玉県内を中心に年間約500件の浮気調査を取り扱うカリスマ探偵として活躍中。
浮気問題に強い弁護士や家庭問題を取り扱うカウンセラーなどの専門職と連携して多くの浮気問題を解決してきた実績がある。
・20年間で延べ10,000件超の尾行・張り込み実績あり
・探偵業法/個人情報保護法研修を年1回研修を実施
・探偵業開始届出証明書番号:埼玉県公安委員会 第43230057号(総合探偵社R.A.D)
・探偵業開始届出証明書番号:東京都公安委員会 第30070007号(総合探偵社リザルト東京)
・弁護士事務所、家庭問題カウンセラー協力契約店
・離婚調停/訴訟提出用報告書の裁判採用率96%(2023‑2024)
