監修:総合探偵社R.A.D代表/探偵歴20年以上/調査件数1万件以上 梅澤賢樹


このコラムでわかること

  • 探偵に依頼できる調査内容とそれぞれの特徴
  • 調査ごとの費用相場と料金体系の違い
  • 成功報酬制・時間制・パッケージ制のメリット・注意点
  • 無駄な出費を抑えるための具体的な方法
  • 悪質業者に引っかからない見極めポイント
  • 実際の依頼者のリアルな体験談(現場からの記録)
  • トラブルを避けるための契約チェックリスト
  • 総合的な費用対効果を見抜く目のつけどころ

目次

  1. はじめに:費用を知ることは“後悔しない第一歩”
  2. 探偵調査とは?依頼できる調査とその目的
  3. 【事例別】調査内容と費用相場
  4. 探偵料金体系の3つの種類とその違い
  5. 予算に応じた最適プランの選び方
  6. 費用を抑える5つのテクニック
  7. 探偵のリアルな現場から:体験談と事例紹介
  8. 見積もり時に必ず確認すべき項目
  9. 追加費用が発生しやすいポイントと回避法
  10. 契約前に必ず押さえるべき7つの確認事項
  11. よくある質問(Q&A)
  12. まとめ:安さだけに惑わされないために

1. はじめに:費用を知ることは“後悔しない第一歩”

「夫が怪しい…」「子どもが突然いなくなった」「社員が会社の機密を漏らしているかもしれない」――。

このような疑念や不安を抱えたとき、信頼できる第三者の手を借りる選択肢として浮かぶのが「探偵調査」です。しかし、いざ依頼を検討しようとしたときに、多くの人が最初につまずくのが「費用」の問題です。

「実際いくらかかるのか分からない」
「ネットの情報はバラバラで信用できない」
「追加料金を請求されるんじゃないかと不安」

こうした声は、これまで私が20年以上の探偵活動を通して受け取ってきた相談の中でも、最も多く耳にしてきた“本音”です。

実際、探偵調査の費用は依頼内容・調査方法・地域・時間帯・調査対象者の行動パターンなど、さまざまな条件によって大きく変動します。いわばオーダーメイド型の料金設計。そのため、「相場が見えにくい業界」というイメージが根強く、慎重にならざるを得ないのも無理はありません。

しかしだからこそ、最初に「調査費用のしくみ」を正しく理解しておくことが、後悔しない探偵選び・ムダのない料金支払いにつながるのです。


■ “料金で失敗したくない”あなたに伝えたいこと

私は、これまで1万件以上の浮気調査・行方不明者捜索・企業調査に携わってきました。その現場経験から断言できるのは、「費用の不透明さ」は探偵依頼の最大のハードルであり、不安の根源でもあるということです。

だからこそこのコラムでは、「どんなケースに、どれくらいの費用が発生するのか」「料金体系にはどんな種類があるのか」「実際に調査した体験談からわかる“リアルな支払額”とは?」といった、依頼前に知っておくべき重要な情報を徹底的に解説していきます。


■ 対象読者はこんな方です

  • 探偵への依頼を検討しているが、相場が分からず迷っている方
  • 安くて安心できる探偵事務所を探している方
  • 追加料金や悪質業者によるトラブルを避けたい方
  • 浮気・不倫・家族問題・社内不正などの悩みを抱えている方

■ このコラムを読み終えた頃には…

  • 自分のケースに合った探偵料金の「目安」と「上限」がわかる
  • 予算に応じたプランの選び方が見えてくる
  • 悪質な業者の見抜き方と、安心できる探偵の判断基準がわかる
  • 後悔しない「契約前の確認事項」が明確になる

「探偵に頼むなんて、特別な人だけがすることだと思っていました。でも、いざ問題に直面すると“自分のために”必要な選択肢なんだとわかりました。」

――これは、実際に調査依頼をされた40代女性の方の言葉です。

誰にでも、人生の中で“真実を知る”必要が出てくる場面があります。
そしてそのとき、頼れるプロの力を、適正な費用で安心して活用するために。
本コラムが、あなたの“第一歩”を後押しするきっかけとなれば幸いです。


2. 探偵調査とは?依頼できる調査とその目的

探偵調査とは、「個人や法人が第三者の協力を得て“真実”を知るための手段」です。
私たち探偵が担う役割は、単なる情報収集ではありません。証拠能力を備えた調査結果を提供することによって、依頼者の人生の選択や法的手続きの判断材料となる「確かな事実」を届けることです。

探偵調査には、実に多種多様なニーズが存在します。以下に代表的な調査の種類と目的を整理します。


① 浮気・不倫調査(配偶者・恋人の行動確認)

目的:
・不貞行為の証拠収集(慰謝料請求/離婚調停)
・事実確認による夫婦関係修復
・不安や疑念の払拭による精神的安定

📌現場メモ:
浮気調査は依頼件数でもっとも多く、調査対象者の行動を尾行・張り込み・撮影によって記録するのが基本です。ホテル出入りや手つなぎなどの「法的に有効な証拠」を撮る必要があるため、調査員の技術力が問われます。


② 行方不明者の捜索(家族・友人・債務者など)

目的:
・家出や失踪者の発見
・連絡の取れなくなった親族や知人の所在確認
・夜逃げや蒸発した債務者の追跡

📌現場メモ:
警察が「事件性なし」と判断した場合、民間の探偵が対応できるケースは多くあります。目撃情報の収集、周辺聞き込み、宿泊施設の照会などを組み合わせて捜索を進めます。


③ 素行調査(人物の行動・生活実態の把握)

目的:
・婚約者・交際相手の生活状況や金銭感覚の確認
・子どもの交友関係の安全チェック
・従業員の副業・サボり行為の監視

📌現場メモ:
近年では「マッチングアプリで出会った相手の正体を調べたい」という依頼が急増しています。調査対象の生活パターンを把握し、行動内容を映像と写真で記録します。


④ 結婚調査・信用調査(婚前確認・ビジネス上の調査)

目的:
・婚約者の勤務先・家族構成・借金の有無を確認
・新たな取引先やパートナー企業の実態を調査
・保証人を立てる際の背景確認

📌現場メモ:
結婚詐欺防止、投資詐欺対策として活用されるケースも多く、「自分の人生や会社を守る」手段として非常に重要です。


⑤ 企業調査(社内不正・横領・情報漏洩)

目的:
・社内の金銭トラブル、情報漏洩の原因追及
・横領・背任・不正交際などの証拠収集
・内部監査の一環としての“第三者調査”

📌現場メモ:
近年は中小企業でも「情報漏洩リスク」が高まっており、USBやメールなどの不正持ち出し行為を確認するための調査が増えています。証拠は法的トラブルに備えて保存性の高い形で提出します。


⑥ 盗聴器・盗撮器の発見調査

目的:
・不法侵入や盗聴によるプライバシー侵害の防止
・企業の会議室・役員室の情報漏洩対策
・別れた元交際相手によるストーカー防止

📌現場メモ:
盗聴器調査の8割は「実際に発見されない」ですが、その安心感こそが価値。逆に“発見率が高すぎる業者”は注意が必要です(捏造の可能性あり)。


⑦ ストーカー対策調査

目的:
・不審な尾行・つきまといの事実確認
・加害者の特定と証拠収集
・警察への被害届・接近禁止命令の裏付け資料収集

📌現場メモ:
女性の一人暮らしや、離婚後の元配偶者からの嫌がらせが多く、証拠がなければ警察も動けないケースがほとんどです。映像・音声・張り込みによる証拠を揃えることで法的対処が可能になります。


依頼内容によって目的も料金も変わる

探偵調査には、明確な目的と合理的な進行計画が必要です。
「とにかく何かしてほしい」という曖昧な依頼では、調査も成果も曖昧になりがちです。

まずは自分が何を知りたいのか、どこまでをゴールにするのかを整理したうえで、信頼できる探偵事務所と方針を共有することが、無駄な費用を抑える第一歩になります。



3. 【事例別】調査内容と費用相場

探偵に依頼する調査は、「目的によって費用が大きく異なる」のが特徴です。ここでは、実際に多く寄せられる3つの主要な調査に焦点をあて、依頼件数の多い順に、費用の目安・期間・報告内容・調査手法の特徴を詳しく解説します。


● 浮気・不倫調査:配偶者や恋人の裏切りを暴く

  • 相場:1時間あたり 12,000円〜25,000円(調査員2名体制が基本)
  • 期間:1日〜2週間程度(調査対象の行動に応じて変動)
  • 報告内容
     ・証拠写真(ラブホテル・密会・接触場面など)
     ・証拠動画(時間・場所・状況が明記されたもの)
     ・時系列の行動記録(日時・場所・滞在時間など)

📌 費用目安例
 6時間調査×3日間で 20万〜50万円前後

💡 探偵のひと言(現場より)

浮気調査は、「張り込み」「尾行」「証拠撮影」の3つをセットで実行します。
特に“ラブホテルの出入り”“相手の自宅への宿泊”“キスや手つなぎ”といった「法的証拠力が強い場面」を押さえるには、高い尾行技術と判断力が必要です。

車移動や夜間帯の尾行が絡む場合、追加調査員が必要となるため、費用は上がる傾向にあります。
なお、慰謝料請求や離婚調停に使えるレベルの報告書を作成する場合、報告書作成費が別途発生することもあります。


● 行方不明者の捜索:家出・失踪・音信不通の人を探す

  • 相場:1日あたり 50,000円〜100,000円(調査員2〜3名体制)
  • 難易度
     ・目撃情報の有無
     ・失踪からの経過時間
     ・捜索範囲の広さにより大きく変動
  • 報告内容
     ・所在確認(現住所・滞在先の特定)
     ・目撃証言・行動パターンの記録
     ・写真証拠付き報告書

📌 費用目安例
 集中調査5日間で 30万〜80万円

💡 探偵のひと言(現場より)

「警察では動いてくれない失踪」でも、私たち探偵なら対応できます。
例えば「認知症が疑われる高齢者の行方不明」や「別居中の親族の失踪」「金銭トラブルによる夜逃げ」など、民事不介入の原則に縛られないのが探偵の強みです。

実際の調査では、目撃者への聞き込み、ビジネスホテルの調査、SNSやカメラ映像の分析、地図による行動範囲の推定など、さまざまな手法を使って居場所を特定していきます。


● 企業調査:内部不正・横領・情報漏洩などの実態調査

  • 相場:1日あたり 100,000円〜200,000円(内容により大きく変動)
  • 期間:数日〜1ヶ月程度
  • 報告内容
     ・対象社員の不正行為の証拠(動画・文書・行動記録)
     ・会社機材や社内システムの不正使用状況
     ・証拠付き調査報告書(法的対応にも使用可)

📌 費用目安例
 従業員の不正調査 → 約50万〜150万円
 IT関連不正(メール・データ持ち出し)→ 150万〜300万円

💡 探偵のひと言(現場より)

弁護士・社労士事務所からの依頼も多いのが企業調査です。
調査対象者の行動を監視するだけでなく、「証拠の法的価値」を見極めて提出するという専門性が求められます。

たとえば、退職前社員がライバル企業に営業リストを送っていたり、社用車で私的に副業していたりといった事案は、刑事・民事の両面で法的措置をとるための調査が重要になります。


【補足】費用は「調査内容 × 難易度 × 人数 × 日数」で決まる

探偵調査の費用は、一律ではありません。
ほとんどの事務所が、以下の4要素の組み合わせによって金額を設定しています:

要素具体例
調査内容浮気/素行/捜索/企業不正/盗聴器発見など
難易度対象者の警戒心、移動手段(車・バイク)、夜間対応など
人数通常2名、必要に応じて3〜4名体制
日数・時間数1日あたり数時間〜数週間にわたる調査も

このため、同じ「浮気調査」でも、人によって総費用が10万円台〜70万円超まで開きが出るのは珍しくありません。


🔍 探偵費用に関する誤解、ありませんか?

  • ❌「1日で全部終わるから安く済むはず」
  • ❌「GPSだけつければ証拠になる」
  • ❌「追加費用なんて聞いてなかった!」

探偵業界では、事前にしっかりとヒアリング・見積もりを行わないと、こうした思い込みによるトラブルに発展する可能性があります。
次章では、こうしたトラブルを避けるために重要な「料金体系の種類と選び方」について詳しく解説していきます。

4. 探偵料金体系の3つの種類とその違い

探偵調査における費用は、「どの料金体系で契約するか」によって大きく変わります。
同じ調査内容でも、契約方法によって総額が大幅に異なることもあるため、料金体系の違いをしっかり理解して選ぶことが、費用対効果の高い調査への第一歩となります。

探偵業界で採用されている主な料金体系は、次の3種類です:


✅ ① 時間制料金(従量課金タイプ)

仕組み:
調査にかかった時間に応じて料金が加算される方式。
基本的には「調査員2名体制」が標準とされており、1時間ごとに料金が発生します。

  • 相場:1時間あたり 10,000円〜25,000円(2名体制)
  • 1日の最低稼働時間:3時間〜5時間から設定されることが多い

📌 メリット:

  • 実際の調査時間に基づいて課金されるため、短時間で済む場合は安く済む
  • 柔軟にスケジュールを組める(1日単位で小回りが利く)

⚠️ デメリット:

  • 対象者が動かない日でも費用は発生
  • 長期戦になった場合、コストが予想以上にかさむことも

🔎 適しているケース:

  • 浮気の兆候が明確で、行動日をピンポイントで把握している場合
    (例:特定の週末や出張日)

💡 探偵の視点:

「あの日の夜だけ張ってくれればいい」という限定調査では、時間制が最も効率的。
ただし、“張り込み開始後に動かない”というリスクもあるため、行動パターンの精査がカギになります。


✅ ② 成功報酬制(成果主義タイプ)

仕組み:
調査結果が出たとき(=証拠が撮れたとき)のみ報酬が発生する契約方式。
基本的には「着手金+成功時報酬」で構成されています。

  • 着手金相場:10万円〜30万円前後
  • 成功報酬:20万円〜80万円以上が一般的

📌 メリット:

  • 調査が空振りに終わった場合、報酬が発生しない(リスクを抑えられる)
  • 「成果が得られなければ支払わない」という明快さがある

⚠️ デメリット:

  • 着手金が高めに設定されることが多い
  • 「成功の定義」があいまいだとトラブルになる可能性あり
     (例:手をつないだ写真が“成功”なのか、ホテル出入りが“成功”なのか)

🔎 適しているケース:

  • 離婚訴訟に向けて、確実な浮気の証拠が必要な方
  • 証拠取得をゴールとし、調査成功=支払いというシンプルさを求める方

💡 探偵の視点:

成功報酬型を選ぶ場合は、「成功の定義」「証拠の種類」「成果物の範囲」を細かく書面化することが非常に重要です。
特に、“不貞行為の立証”に必要なレベルの証拠かどうかは慎重に確認を。


✅ ③ パック制料金(定額セットタイプ)

仕組み:
10時間・20時間などの「調査時間をまとめて契約」する方式。
交通費や報告書作成費などをあらかじめ料金に含んでいる事務所も多く、費用の見通しが立てやすいのが特長です。

  • 相場:10時間パックで 15万円〜30万円前後(調査内容により変動)
  • 20時間以上の大容量パックでは、割引が適用される場合もあり

📌 メリット:

  • 総額が明確なので、予算が立てやすく安心
  • 複数日にまたがる中長期の調査に向いている

⚠️ デメリット:

  • 契約時間内で調査が完了しなかった場合、追加購入が必要
  • 調査が早く終わっても「余った時間が返金されない」ことが多い

🔎 適しているケース:

  • 相手の行動パターンが不定期で、複数日に分けて監視したい場合
  • 「明朗会計」を最優先したい方

💡 探偵の視点:

パック制を選ぶ方の多くが、「費用の上限を最初に確定させたい」という目的を持っています。
特に、初めての依頼で不安が大きい方や、長期的な不倫の実態を把握したい方に人気です。


【比較表】3つの料金体系の違いを一目でチェック

料金体系特徴向いている人デメリット
時間制料金実働時間で加算ピンポイント調査向け長期戦になると高額に
成功報酬制成果が出たら支払い結果重視/リスク回避派成功条件を明確に要確認
パック制事前に費用が明確初めての依頼/長期調査向け余った時間の返金不可が多い

【現場からのアドバイス】料金体系は「目的×予算」で選ぶ

例えば、「平日しか動かない相手に数時間だけ張り込みたい」なら時間制で。
「証拠がなければ払いたくない」なら成功報酬制を検討。
「1週間くらい様子を見たいが、金額は明確にしておきたい」ならパック制。

大切なのは、依頼者の目的に応じて“最も無駄のない選択”をすることです。
探偵社によっては3方式を組み合わせた「ハイブリッド型」のプランもあるため、相談時に詳細を確認しましょう。


5. 予算に応じた最適プランの選び方

「調査をお願いしたいけど、いくらまでなら払えるか……正直不安です」
これは、初回相談の現場で最も多く聞くご相談のひとつです。

探偵調査の料金は“高い”というイメージが先行しがちですが、実はプラン選びのコツを押さえることで、コストを抑えつつ効果的な調査を依頼することは十分可能です。

私が依頼者と最初に打ち合わせをする際、必ず伺うのが以下の3つの質問です。


✅ ① 調査の目的は何か?

  • 浮気の証拠が欲しい?
  • 行動パターンを把握したいだけ?
  • 慰謝料請求や裁判を見据えている?
  • 安否確認をしたい?
  • 盗聴・ストーカー対策?

目的が違えば、必要な証拠のレベルや調査の深さも変わってきます。
たとえば、浮気調査ひとつでも「離婚を考えているのか、それとも事実確認だけしたいのか」によって、必要な証拠の種類も、調査期間も、選ぶ料金プランも大きく異なるのです。


✅ ② 調査期間はどれくらい必要か?

  • 今週末だけ確認できれば良い?
  • 平日の夜だけを3日間?
  • 不定期の行動を1〜2週間観察?
  • 長期的に相手の素行を確認?

行動パターンをある程度把握している場合は短期・時間制プランでの対応が可能なことも多く、費用を抑えられます。
一方で、相手が慎重だったり、不定期に行動するケースでは、複数日に分けて観察できるパック制が適しています。


✅ ③ 予算の上限はいくらか?

  • 10万円以内で収まる範囲でやってほしい
  • 30万円までなら対応できる
  • 成果が得られるなら50万円まで検討したい
  • 見積もり次第で相談したい

この“上限予算”を共有いただけると、無理なく、かつ成果を得やすい最適プランをこちらでご提案できます。

探偵調査は、安ければいいというものではありません。とはいえ、「必要最低限で最大限の効果を得る」ためには、調査範囲と深度を目的に応じて調整する柔軟性が不可欠です。


【ケース別:おすすめプランの一例】

ケース選択すべきプラン理由
週末に限って行動する夫の浮気を確認したい時間制(6時間×2日)行動が特定できており、短期集中で証拠を押さえやすい
夫の行動が不定期で、平日も休日も怪しいパック制(20時間)日程を分散しながら柔軟に調査でき、費用も明確
離婚を見据えて“確実な証拠”が欲しい成功報酬制+着手金成果を重視し、証拠取得にフォーカスできる
息子が深夜に出歩いていて心配素行調査(時間制)数日間の深夜調査で行動パターンを把握可能
転職した社員が情報漏洩している疑いがある企業調査(従量課金 or 定額調査)証拠取得と法的使用に耐えうる報告書が必要

【予算を最大限に活かすための3つのコツ】

  1. 行動パターンを可能な範囲で記録しておく
     → 調査の無駄打ちを減らせる
  2. 「一番怪しい時間帯」や「特定の曜日」を事前に共有する
     → ピンポイント調査でコストダウン
  3. 「どの証拠が欲しいか」を具体的に伝える
     → 成果に直結する調査だけを優先できる

現役探偵のアドバイス:高額な見積もり=高品質ではない

20年以上の現場経験から断言しますが、料金が高いからといって“確実な結果が出る”とは限りません。

むしろ、調査の効率性・対象者の特性・依頼者の目的に沿ったプランを選ばなければ、時間とお金を浪費するリスクのほうが高いのです。

信頼できる探偵事務所であれば、「依頼者にとってムダのない設計」を一緒に考えてくれるはずです。見積もり段階でじっくり相談し、納得したうえで契約することを強くおすすめします。

6. 費用を抑える5つのテクニック

「探偵に依頼したいけど、なるべく費用は抑えたい」
これは多くの相談者が抱えるリアルな悩みです。

実際、私たちの現場でも“ムダな出費”を回避しながら、目的に沿った証拠を得られるようなプラン設計を行っています。
ここでは、**現役探偵が実際に使っている「費用を抑える5つの方法」**を、依頼者側の視点からわかりやすくご紹介します。


✅ 1. 調査日・時間帯をピンポイントで指定する

探偵調査で最も費用がかさむのが「待ち時間」です。
例えば、浮気相手との接触があるかどうかもわからない平日を闇雲に張ってしまうと、数十時間の調査費が発生する可能性もあります。

そのため、以下のような事前情報が非常に重要です。

  • 「いつも浮気相手と会っていそうな曜日・時間帯」
  • 「帰宅が遅くなる日(会食・出張など)」
  • 「スマホの通知が多いタイミング」
  • 「LINEやカカオトークの履歴から推測できる日」

📌 探偵の実体験:
ある女性から「夫が毎週水曜日にゴルフ練習と言って遅く帰る」と聞き、水曜夜の3時間に調査を集中。
結果、たった1回の張り込みで決定的証拠を撮影し、調査費はわずか15万円以下で済んだケースがあります。


✅ 2. 事前に行動パターンを記録・提供する

依頼前の「予備調査」は、調査時間を短縮する鍵になります。
以下のような情報は、調査設計に大いに役立ちます。

  • 対象者の通勤・帰宅時間
  • よく使う移動手段(車・電車・自転車)
  • 通話・LINE・SNSの使用傾向
  • 出入りしている店・施設の名前
  • GPSや家のカメラで把握している動き

📌 探偵のひと言:

「1週間尾行してください」ではなく、「この2日のこの時間だけ見てください」と絞ることで、調査時間を半分以下にできることも珍しくありません。


✅ 3. パック料金やキャンペーンを上手に活用する

多くの探偵事務所では、「10時間パック」「30時間パック」などの定額制プランを用意しています。
また、以下のような割引キャンペーンが行われていることもあります。

  • 平日限定割引
  • 初回相談者限定プラン
  • 2案件以上同時申込での割引(例:浮気+盗聴調査)

📌 コツ:
料金ページだけでなく、「ブログ」や「お知らせ」などもチェックすると、お得なキャンペーンが掲載されていることがあります。
気になった探偵社があれば、直接「キャンペーンはありますか?」と聞いてみるのが最も確実です。


✅ 4. 成果物(報告書・写真・動画)の内容を調整する

調査結果の「納品方法」によっても費用は変動します。
一般的には、以下のようなオプションが加算されるケースがあります。

オプション追加費用の例コメント
写真付き紙面報告書5,000円〜10,000円裁判用に有効だが不要なら削減可
USB/DVD映像納品3,000円〜8,000円簡易な動画送信に変更すれば無料も可能
リアルタイム報告1時間ごとに対応料ありLINEでの簡易報告にすればコスト削減

📌 探偵のひと言:

「裁判には使わない」「家族で見るだけ」といった用途なら、簡易報告書で十分なこともあります。必要最小限を見極めましょう。


✅ 5. 目的を明確にし、調査を段階的に依頼する

全体像を把握するために一気に大規模調査を依頼するのではなく、ステップごとに「必要な分だけ」依頼することで、費用を分散させることができます。

例:段階的依頼のモデルケース

  1. 【フェーズ1】浮気の有無をざっくり確認(時間制 3時間)
  2. 【フェーズ2】対象者と相手の接触確認(ピンポイント尾行)
  3. 【フェーズ3】証拠取得(ホテル出入り撮影/報告書作成)

結果、一括契約よりも約25%安く済んだケースもあります。


探偵からの総括:コストダウンのカギは“情報の共有”

調査の精度を高めながら費用を抑える最大の秘訣は、「依頼者と探偵がどれだけ情報を共有できるか」に尽きます。

何もわからない状態からの“手探り調査”は、どうしても工数と時間がかかり、料金も高くなります。
逆に、対象者の生活パターンや行動傾向を把握していれば、無駄のない調査ができ、費用もぐっと抑えられるのです。

7. 探偵のリアルな現場から:体験談と事例紹介

「実際にどんな人が探偵に依頼して、どんな成果が得られたのか?」

料金やプランを説明されても、やはり最後の判断を後押しするのは「他の人のリアルな体験談」です。ここでは、私たち総合探偵社R.A.Dで実際にお受けした依頼の中から、代表的な3つの成功事例をご紹介します(プライバシー保護のため一部内容を変更しています)。


▶ 事例①:夫の「ゴルフ練習」が実はW不倫だった(40代主婦・埼玉県)

  • 依頼内容: 毎週水曜の夜に帰宅が遅くなる夫の行動確認
  • 調査方法: 時間制プラン(調査員3名6時間×2日間)
  • 費用: 約232,760円(税込)+実費経費
  • 成果: ラブホテルへの出入りを証拠撮影、相手女性の身元も特定

📖 依頼者の声:
「夫が“ゴルフの練習”と言って夜9時過ぎに帰るのがずっと不審でした。思い切って相談したら、やはりラブホテル通いが発覚…。しかも相手も既婚者で、ダブル不倫でした。調査報告書のおかげで、慰謝料請求もスムーズに進みました。」

💡 探偵のポイント:
行動パターンがはっきりしていたため、ピンポイントで無駄のない調査が可能でした。対象者が車移動だったため、2名体制での尾行を実施。調査初日に証拠を押さえられたため、費用も抑えられました。


▶ 事例②:高校生の息子の素行調査「友達」ではなく「詐欺グループ」だった(50代男性・東京都)

  • 依頼内容: 夜中に帰宅する息子の行動確認
  • 調査方法: パックプラン(30時間)
  • 費用: 約49万円(税込)+実費経費
  • 成果: 出入り先のマンションで反社会的な若者グループと接触、金銭授受あり

📖 依頼者の声:
「息子が“バイト”と称して夜中に出て行くのが心配で相談しました。調査結果を見て絶句。仲間内で“闇バイト”のようなことをしていたんです。すぐに本人と話し合い、進路と環境を見直すきっかけになりました。」

💡 探偵のポイント:
素行調査は「問題が起きる前に」動くのがベストです。今回は未成年だったため、慎重な撮影・記録・接触回避を徹底。報告書は両親と教育関係者で共有され、再発防止に役立てられました。


▶ 事例③:行方不明になった兄を“人づて”に追跡して発見(30代女性・千葉県)

  • 依頼内容: 音信不通になった兄の所在確認
  • 調査方法: 捜索調査+聞き込み+SNS分析
  • 期間: 約7日間
  • 費用: 約48万円
  • 成果: 兄を千葉市内のネットカフェにて発見、家族と再会成功

📖 依頼者の声:
「兄が突然会社を辞めて連絡が取れなくなり、警察では“事件性なし”で動いてくれず…。途方に暮れていたところ、探偵さんに相談しました。結果、SNSの書き込みや目撃情報から行動エリアを絞り込み、ネットカフェに滞在しているのを発見。涙が出ました。」

💡 探偵のポイント:
このケースでは、警察が動けない「失踪案件」に対応しました。聞き込み・防犯カメラの照会・SNS分析をフル活用し、捜索開始から1週間で発見に成功。スピードが命の案件でした。


【共通して言えること】依頼者と探偵の“連携”が成功の鍵

上記3件はいずれも、依頼者の協力があってこそ成功に至った事例です。

  • 調査対象の行動パターンを事前に共有
  • 怪しい日や場所の情報を提供
  • 希望するゴールを明確に伝えてくれた

探偵は「魔法使い」ではありません。依頼者と情報を共有し、同じゴールに向かって進む“パートナー”です。
その関係性がうまくいけば、必要最低限の費用で、最大限の成果を生むことができるのです。


あなたにも「自分のケースに合った成功事例」があります

調査目的や状況、対象者の行動パターンによって、最適な調査手法や料金プランは異なります。
でも、どのようなケースにも「その人に合ったベストな調査方法」は必ず存在します。

「うちのケースでも相談できるの?」
「この予算でもお願いできるの?」

そう思ったときこそ、私たち探偵の出番です。
まずは一歩踏み出し、あなたの現状をお聞かせください。




8. 見積もり時に必ず確認すべき項目

探偵への調査依頼は、人生や家族、仕事に関わる“重大な判断”につながるもの。
だからこそ、契約前の「見積もり確認」は極めて重要です。

事前に確認を怠ったために、後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。
以下では、「探偵に見積もりを依頼する際に“必ず確認すべき10のチェックポイント”」を紹介します。


✅ 1. 基本料金に含まれる内容は何か?

探偵事務所によっては、「基本料金」の定義が異なります。

必ず確認すべき点:

  • 1時間あたりの料金に、調査員の人件費は含まれているか?
  • 移動・交通費は含まれるか?別途精算か?
  • 車両費、機材費(カメラ・バイクなど)は含まれているか?

📌 POINT:
見積書には「基本料金:1時間2万円」などと記載されていても、実際には「調査員2名で4万円」になる場合があります。人数と単価の“内訳”を明示してもらいましょう。


✅ 2. 追加費用が発生する条件と金額

調査中に発生することがある追加費用は、以下のようなケースで請求されることがあります。

  • 対象者がタクシーに乗ったため、調査員もタクシー利用
  • 尾行のために高速道路を使用
  • 調査時間の延長(想定より長引いた)
  • 追加調査員が必要になった

📌 POINT:
追加費用が発生する可能性がある場合は、事前に「その条件」「1回あたりの金額」「上限額」を必ず確認しましょう。


✅ 3. 調査員の人数とその根拠

一般的な尾行調査では、最低2名体制が基本です。対象者が車移動や警戒心が高い場合は、3〜4名体制になることもあります。

確認ポイント:

  • 何名で調査を行うか?
  • なぜその人数が必要なのか?(根拠は?)

📌 探偵のアドバイス:
「人数が多い=安心」ではなく、「人数に見合った調査計画があるか」が重要です。必要以上の人員を提案されたら、理由をしっかり尋ねましょう。


✅ 4. 成功報酬制なら「成功の定義」は必ず明文化

「成功した場合に支払う」という成功報酬制の契約では、“成功の定義”が曖昧だと大きなトラブルの元になります。

例えば:

  • ホテルへの出入りの証拠=成功
  • 手をつないで歩いていた写真=成功
  • LINEでの浮気の会話記録=成功?

📌 POINT:
どのような成果が「成功」とみなされ、いくら支払うことになるのか、契約書または見積もり書に明記されているか確認しましょう。


✅ 5. 調査時間・対象日数の具体的設定

パック料金や時間制契約では、調査時間・実施日を具体的に明記してもらう必要があります。

例:

  • パック制20時間 → 平日夜3時間×6日+予備2時間
  • 時間制調査 → 土曜15:00〜21:00、6時間連続尾行

📌 探偵のアドバイス:
「最大何時間まで含まれるか」「途中で止めた場合の返金はあるか」も確認を。


✅ 6. 報告書の形式・納品日・証拠データの扱い

報告書の内容は探偵事務所ごとに違います。納品形式や納期、法的効力についてもしっかり確認を。

  • 写真は紙 or データ?
  • 動画はUSB?DVD?ダウンロード形式?
  • 裁判に使えるレベルの証拠か?
  • 報告書の納品までの期間は何日か?

📌 POINT:
弁護士と連携している探偵社なら「訴訟に耐えうる報告書」が提供可能です。報告書のクオリティを契約前に見せてもらえると安心。


✅ 7. キャンセルポリシー・途中解約時の対応

体調不良や家庭の事情などで、やむを得ず調査を中断・キャンセルしたいこともあるかもしれません。

チェック項目:

  • キャンセル時の違約金はあるか?
  • 実施済み時間分だけの清算か、全額請求か?
  • 途中解約時に返金される内容は?

📌 探偵のアドバイス:
キャンセルポリシーが曖昧な事務所は要注意。良心的な業者なら、契約前に必ず説明してくれます。


✅ 8. 個人情報保護の取り扱い

調査には、依頼者や対象者の個人情報が多く含まれます。
個人情報が流出したり、調査内容が第三者に知られるリスクを防ぐためにも、探偵社の「情報管理ポリシー」について聞いておきましょう。

確認ポイント:

  • 調査終了後、写真・動画はどう処理されるか?
  • 個人情報の保存期間と削除ポリシーは?
  • プライバシーマーク等の取得状況

✅ 9. 探偵業届出証明書の確認

正規の探偵事務所は、各都道府県の公安委員会に「探偵業の届出」を行っています。

確認方法:

  • 「探偵業届出証明書番号」が記載されているか
  • 名刺や見積書に公安委員会の届出番号があるか
  • 事務所に証明書が掲示されているか(義務です)

📌 POINT:
この番号がない事業者は、法律上「探偵業」を営むことができません。絶対に依頼してはいけないレベルの違法業者です。


✅ 10. 見積書に押印 or 担当者署名があるか

口頭やメールだけで交わされた見積もりは、トラブル時に証拠になりません。

  • 見積書には社判または担当者名が記載されているか
  • 内容に変更があった場合、再発行してくれるか
  • 契約書と見積書の金額に差異がないか

📌 探偵のひと言:

見積書は“契約前に安心できるか”を見極める鏡。
「説明が雑」「書類を出さない」「金額をぼかす」といった業者は避けてください。


まとめ:納得できる調査は“見積もりの透明性”から始まる

信頼できる探偵事務所は、依頼者が不安に思う点を先回りして説明してくれるものです。

  • 不明確な費用
  • 曖昧な成功条件
  • 漠然とした調査期間

こういった部分を曖昧にしたまま契約してしまうと、後悔する結果になりかねません。

「契約前に聞くのは失礼かな…?」
いいえ、遠慮は無用です。
納得のいくまで、何度でも確認しましょう。

それが、後悔のない調査依頼への最短ルートです。


9. 追加費用が発生しやすいポイントとその回避法

「最初に提示された見積もりでは20万円と言われたのに、最終的に30万円以上になっていた…」

これは探偵調査に関するご相談の中でも、よく聞かれる“費用トラブル”の代表例です。
悪質な業者に限らず、「事前説明の不足」や「依頼者の認識不足」が原因で追加料金が発生することは少なくありません

ここでは、私たち現役探偵の視点から「追加費用が発生しやすい典型パターン」と「それを未然に防ぐ具体的な対策法」を解説します。


✅ よくある追加費用の発生ケース


① 尾行が予定より長引いた

想定外の交通渋滞や寄り道、対象者が長時間ホテルに滞在するなどで、調査時間が延びるケース。

  • 追加費用例:
     1時間ごとに10,000円〜25,000円の加算(2名体制)

📌 実際の例:
「3時間だけのはずが、対象者がラブホテルに5時間滞在」→ 合計5時間分に延長


② 交通手段の変更(タクシー・新幹線・高速道路等)

対象者が急にタクシーに乗ったり、新幹線や高速道路を使って遠出した場合、探偵も同乗・同追尾せざるを得ません。

  • 追加費用例:
     ・タクシー同乗費:5,000円〜20,000円
     ・高速代・駐車料金など:都度実費精算

📌 実際の例:
夫が新幹線で地方出張 → 調査員も追尾のために切符を手配 → 新幹線代+現地交通費が追加


③ 車両や機材の追加使用

対象者が徒歩ではなく車やバイクを使っていた/夜間で暗視機材が必要だった等で、予定外の機材が必要になるケース。

  • 追加費用例:
     ・車両使用料:1日5,000円〜15,000円
     ・特殊カメラ・赤外線撮影機材:1日5,000円〜10,000円

📌 探偵の現場より:
「浮気相手の車に乗って移動」→ もう1台、車両が必要に=車両代+調査員追加


④ 調査対象者が警戒心を見せた

対象者が“尾行されている可能性”を感じて挙動を変えたり、交通手段を変えたりすることで、通常より難易度が上がり、対応人員や時間が増える。

  • 追加費用例:
     ・調査員の追加(1名あたり1時間8,000円〜15,000円)

📌 探偵の判断:
相手が警戒していた場合は「調査を中断するか」「体制を増強して続けるか」を判断し、その場で依頼者に確認・相談を行うのが良心的な探偵社です。


⑤ 調査範囲の拡大や日程変更

当初は「週末のみ」だったが、急遽「平日夜も調べたい」など、依頼者側の希望で追加日程が必要になる場合。

  • 追加費用例:
     ・パック時間外の調査:1時間ごとの単価または新規契約が必要

📌 注意:
契約書で「日程変更の対応可否」「再見積もりの有無」を必ず確認しておく。


🔒 追加費用を抑える5つの具体的対策


1. 「追加費用が発生する条件」を事前に明示してもらう

良心的な探偵社なら、最初の見積もりや契約書に「追加費用の発生条件」と「その金額目安」を明記しています。

  • 交通費は実費?上限あり?
  • 時間延長の単価は?
  • 車両・機材の追加使用は何円?
  • 報告書の形式変更で費用増加はある?

📌 必ず質問すべき!

「この見積もりの金額から“上限いくらまで増える可能性があるか”教えてください。」


2. 「追加費用が発生する場合は事前連絡を」と契約書に盛り込む

調査中に急な追加対応が必要になることはありますが、事前に合意があれば回避可能です。

  • 契約時に「追加費用が発生する前に連絡を」と明文化してもらう
  • できればLINEなどで即時連絡が来る体制があるか確認

📌 探偵のひと言:
信頼できる探偵社は、勝手に延長して料金を上乗せするようなことは絶対にしません。「緊急で追加対応が必要になりそうです」と確認を取ります。


3. 車移動の有無など、対象者の情報をできる限り共有しておく

行動パターン・使用交通手段・訪問先の傾向などをできるだけ正確に伝えておくことで、調査計画のズレ=追加費用のリスクを下げられます。

  • 平日は公共交通機関、週末は自家用車
  • 毎週火曜にジム帰りに飲み会
  • 自宅と会社の距離が遠く、移動時間が長い

📌 実際のケース:
行動パターンを詳細に把握できていたことで、「調査員2名で済む」「徒歩尾行のみで対応可能」→ 合計10万円以上の削減に成功した例あり。


4. パック制を選ぶ場合は「含まれる費用」と「対象時間」を明確に

パック制は便利な一方で、「ここまでは含まれるが、それ以外は別途請求」という例もあります。

  • 調査可能な時間帯(深夜帯は別料金か?)
  • 交通費・報告書作成費などはパック内か?
  • 超過した場合の1時間あたり単価

📌 探偵のひと言:
パック制は「明朗会計」が魅力。だからこそ“含まれるもの”と“含まれないもの”の線引きを事前に確認することが大切です。


5. 最初から“上限予算”を共有しておく

「◯万円まででやってもらえますか?」と、あらかじめ上限金額を提示しておくことで、調査計画の中で調整が可能です。

📌 POINT:

  • 調査日数や報告書の形式を調整してプランを最適化
  • パックの分割提案で費用の負担を分散可能に

誠実な探偵は“追加費用の出し方”でわかる

探偵に限らず、どの業界でも“トラブルの多い業者”は、契約前にこうした点をぼかします。
逆に、信頼できる探偵社は、「追加費用が発生しないように」プランを提案してくれるものです。

✅ 契約前に追加費用の条件を説明してくれる
✅ 契約書や見積書に金額の上限が書かれている
✅ 契約後に追加対応が必要な場合、必ず確認をとる

これらが揃っている業者こそ、安心して任せられる探偵社です。


10. 契約前に必ず押さえるべき7つの確認事項

探偵への調査依頼は、決して安い買い物ではありません。
そして、調査内容には法的リスクやプライバシー保護、証拠の扱いなど、一般の契約よりも慎重な確認が必要な項目が多く含まれます

ここでは、契約時に「これだけは絶対に確認しておいてほしい7つのポイント」を現場の探偵の立場からお伝えします。


✅ 1. 調査の目的・範囲が明確に記載されているか

契約書には、「何のために、誰に対して、どこで、いつ、どのような調査をするのか」が明確に書かれていなければなりません。

  • 調査対象者の氏名・性別・年齢・住所
  • 調査の目的(例:浮気の有無の確認/証拠収集)
  • 調査の期間・日数・時間帯
  • 調査エリア(例:都内全域/自宅周辺/出勤先〜帰宅まで)

📌 POINT:
「浮気調査 一式」「調査対象:夫」だけでは不十分。誤解のないように詳細な記載を求めましょう。


✅ 2. 契約金額・支払い条件・追加費用の上限が明記されているか

見積書だけでなく、契約書にも正式な金額が明記されているか確認しましょう。

  • 調査基本料金の金額(1時間単価 or パック制)
  • 支払い回数(一括/分割/後払いの有無)
  • 成功報酬型の場合、成功条件と金額
  • 追加費用がかかる条件と金額上限

📌 探偵のひと言:

「調査中に○○円追加になった」と事後報告されないためにも、追加費用の上限を契約時に設定してもらうのがベストです。


✅ 3. 成果物(報告書・証拠写真・動画)の提供形式と納品期限

調査が終わった後、どんな形で、いつまでに報告書が納品されるかを明記しておくことで、トラブル防止になります。

  • 納品物の形式(写真/動画/報告書のPDFや冊子)
  • 納品時期(調査終了後◯日以内)
  • 裁判に提出可能な証拠となる内容かどうか
  • 追加でコピーが必要な場合の料金

📌 POINT:
弁護士と連携している探偵社では、「法的に有効な報告書かどうか」もチェックされていることが多く安心です。


✅ 4. キャンセル・中断時の返金規定が明記されているか

依頼者の都合や家庭の事情で、調査を中止・解約したい場合もあります。

必ず確認すべき内容:

  • 契約後すぐのキャンセルで全額請求されるかどうか
  • 調査前なら何%返金か?
  • 調査中の中断時、未使用時間分の返金はあるか?
  • 分割払いのキャンセル規定はどうなっているか?

📌 探偵のひと言:

キャンセルに柔軟に対応できる探偵社は、それだけ依頼者目線を大事にしている証拠です。


✅ 5. 調査が失敗した場合の取り決めがあるか(特に成功報酬制)

成功報酬型の契約では、「成果が出なかったらどうなるか」が最も重要です。

  • 成功の定義が具体的か?
  • 証拠が取れなかった場合は報酬不要か?
  • 着手金の返金の有無は?
  • 予備日や再調査の条件は?

📌 POINT:
「成功の定義があいまい」な契約はNG。
例:「異性と手をつないで歩いた」=成功?それとも「ホテル出入り」が成功?といった曖昧さが後のトラブルを招きます。


✅ 6. 個人情報の取り扱いと機密保持の約束

探偵に渡す情報には、あなた自身や対象者のプライバシーに関わる極めてセンシティブな情報が含まれます。

契約書に盛り込まれているか確認すべき内容:

  • 個人情報保護方針(Pマーク取得有無など)
  • 調査終了後の証拠データの削除・保管方法
  • 担当者や外注先への情報共有ルール
  • 探偵社側から外部に調査内容が漏れないようにする「守秘義務」の明文化

📌 POINT:
個人情報保護法だけでなく、「この探偵社がどこまで責任を持つのか」を契約書で確認しましょう。


✅ 7. 探偵業届出番号・会社情報が正式に記載されているか

法律に基づいて探偵業を営んでいる事務所であれば、必ず「探偵業届出証明書番号」を取得・掲示しています。

契約書に必ず記載されているべき情報:

  • 会社名(法人名または屋号)
  • 所在地(実店舗があるか)
  • 電話番号・メールアドレス
  • 探偵業届出番号(例:東京都公安委員会 第12345678号)

📌 要注意!
これがない探偵社は“違法営業”です。契約そのものが無効になるリスクもあり、絶対に依頼してはいけません。


【まとめ】「契約書は読むもの」ではなく「交渉すべきもの」

探偵調査の契約書は、あなたの大切な時間・お金・そして人生を守る“防衛ライン”です。
そのため、少しでも気になる点があれば、遠慮なく質問し、必要なら修正してもらうことが重要です。

✅ 内容が抽象的すぎる
✅ 費用が曖昧なまま
✅ 成功の定義がぼんやりしている
✅ キャンセル条項が書かれていない

このような契約書にサインするのは危険です。

📌 探偵のひと言:

しっかりとした探偵社なら、「契約書を読む時間をしっかり確保してくれる」はずです。疑問や不安を一つ一つクリアにしながら進めていきましょう。き7つの確認事項

  1. 探偵業届出番号の確認
  2. 契約書の書面交付(特商法対応)
  3. 調査内容の明記(対象者・日時)
  4. 料金総額の記載
  5. 途中キャンセル時の返金対応
  6. 個人情報の取り扱い規約
  7. 報告書の納品日と形態

11. よくある質問(Q&A)

探偵に依頼するという経験は、多くの方にとって一生に一度あるかないか。
そのため、初めての方は「費用」「プライバシー」「調査の流れ」など、たくさんの疑問や不安を抱えています。

ここでは、実際の無料相談や問い合わせで頻繁に寄せられるご質問と、現役探偵からの正直で実務的な回答をまとめました。


❓Q1:調査がバレることはありますか?

🕵️‍♂️ A:基本的に99%以上の確率でバレません。
プロの探偵は、調査対象者に気づかれないよう徹底的に訓練されています。

  • 張り込み時のカモフラージュ(車・衣服・持ち物)
  • 調査員交代のタイミング
  • 対象者が車・電車・徒歩かによる追尾方法の使い分け

📌 ただし注意点:
対象者が非常に警戒心の強いタイプの場合や、家族が事前に「探偵を使うかも」と言ってしまっていた場合などは、発覚リスクが高まることがあります。依頼者側も冷静な行動を心がけましょう。


❓Q2:証拠はどのような形でもらえますか?

🕵️‍♂️ A:写真・映像・書面など、目的に応じた形式でお渡し可能です。

  • 写真付き報告書(冊子 or PDF形式)
  • 時系列の行動記録(文章+地図付き)
  • 映像(USBメモリ/DVDなど)

📌 裁判でも使える証拠を希望される場合は、弁護士と連携のうえ構成された「法的証拠資料」形式での納品も対応可能です。調停や慰謝料請求に使いたい旨を事前に伝えていただけると確実です。


❓Q3:どれくらいの期間で調査できますか?

🕵️‍♂️ A:最短で当日調査も可能ですが、通常は3日〜1週間前後の準備期間をいただきます。

  • 【急ぎの調査】対象者の行動日が明確な場合は即日対応可(例:週末の不倫)
  • 【計画的な調査】行動パターンを分析して、複数日に分けて行うのが理想

📌 早ければ3日で証拠が揃うケースもありますし、慎重に2週間ほどかけるケースもあります。
目的とご予算に応じて調整可能です。


❓Q4:支払い方法は?分割払いもできますか?

🕵️‍♂️ A:はい、事務所によっては分割払い・クレジットカード対応も可能です。

  • 現金一括払い
  • 銀行振込
  • クレジットカード
  • 分割払い(3〜12回まで応相談)

📌 当社では、初回調査のみ少額プランで試していただき、問題なければ本調査に移行する「段階払い」プランもあります。


❓Q5:調査が失敗した場合、お金は返ってきますか?

🕵️‍♂️ A:料金体系によります。

  • 成功報酬型:成果が出なければ報酬発生なし(着手金の返金有無は要確認)
  • 時間制/パック制:作業時間分の料金は発生

📌 成果が出なかった場合に備えて「予備日設定」や「再調査割引制度」がある探偵社もあります。契約前に確認しておきましょう。


❓Q6:夫(妻)が浮気しているか“確実ではない”のですが、相談しても大丈夫ですか?

🕵️‍♂️ A:もちろんです。むしろ、その段階でご相談いただくのが理想です。

浮気の“確証”がなくても、「なんとなく怪しい」「帰宅時間がずれてきた」などの違和感を感じたら、その時点で一度ご相談ください。

  • LINEやスマホの使い方が変わった
  • 急に外見に気を遣うようになった
  • スマホをトイレ・風呂まで持ち込むようになった

📌 探偵は「決定的な証拠を取る」だけでなく、「怪しいかどうかを第三者視点で判断する」ことも役割のひとつです。


❓Q7:依頼が相手にバレた場合、法的トラブルになりますか?

🕵️‍♂️ A:正規の探偵が合法的な手法で行う調査であれば、違法性は基本的にありません。

  • 探偵業法に基づいて正規の届出をしている業者であること
  • 法律に反する手段(住居侵入・盗聴・プライバシー侵害)を行わないこと

📌 違法行為を行ってしまうと、依頼者にも責任が及ぶ可能性があります。探偵業届出番号のある正規業者に相談することが重要です。


❓Q8:契約しなくても相談だけしてもいいですか?

🕵️‍♂️ A:もちろんです。無料相談は“納得してから依頼していただく”ための大切なステップです。

  • 相談だけでもOK(費用は発生しません)
  • メール・LINE・電話・対面で相談可能
  • 無理な勧誘は一切なし

📌 「こういう状況なのですが、調査すべきか迷っています…」という曖昧なご相談でも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。


📝 不安は「質問して初めて」解消されます

探偵に依頼することは、決して気軽な行動ではありません。
でも、だからこそ私たちは依頼者の不安に正面から向き合い、納得のいく形でのご契約・調査をお約束します。

わからないことがあるのは当然です。
遠慮せずに、どんな些細なことでもご相談ください。


12. まとめ:料金ではなく“総合コスト”で判断を

「浮気の証拠が欲しい」「子どもの安否を確かめたい」「会社の不正を止めたい」
どれも、人生や生活に深く関わる重大な悩みです。

探偵に依頼するという決断は、多くの人にとって人生の分岐点といっても過言ではありません。そして、その大切な決断において一番悩まれるのが“料金”の問題です。

しかし、ここまで読み進めてくださった皆さんなら、もうお分かりいただけたと思います。

探偵調査は「料金の安さ」だけで選ぶと、かえって高くつく――。


■ 安かろう悪かろう、のリスク

実際、私たちが引き継いだ相談の中には「他社に安く依頼したら証拠が取れなかった」「後から高額な追加料金を請求された」「調査報告書が雑で裁判で使えなかった」という失敗例が多数あります。

これらに共通するのは、「最初に提示された金額だけで判断してしまった」という点です。


■ “料金”ではなく“総合コスト”で比較する

調査にかかるコストとは、単なる「見積額」だけではありません。
以下のような、時間・精神的負担・リスク・信頼性をすべて含んだ「総合的なコスト」で比較することが大切です。

比較項目安価な業者(リスク有)信頼できる業者(当社)
表示価格一見安い適正で明確
調査品質証拠不十分・バレやすい高精度・裁判資料にも対応
担当者の経験アルバイト・素人も全員プロ(経験5年以上)
契約の透明性曖昧・書面不備が多い契約書で明記・追加料金なし
アフターサポートほぼ対応なし弁護士紹介・法的アドバイス可

■ 真の“コストパフォーマンス”とは

「少し高いかなと思ったけど、あのときプロに頼んでよかった」
これが、実際に私たちのもとに寄せられる依頼者の声です。

証拠がしっかり取れた
離婚裁判で慰謝料を勝ち取れた
家族関係が修復できた
真実を知って前に進めた

――これらはすべて、「最適な調査」を選び、「適正な費用」を支払った結果として得られる成果です。

安さだけにとらわれてしまっては、こうした“本来得られるべき成果”を逃してしまう可能性もあるのです。


■ 最後に:不安な方へ、現役探偵からのメッセージ

私たち探偵は、証拠を集めるだけの存在ではありません。
あなたの「不安」や「怒り」、そして「どうしたらいいか分からない」という気持ちに寄り添い、最善の選択肢を一緒に考える「パートナー」です。

大切なのは、“真実”にどう向き合うか。
そして、そのために“信頼できる人”と出会えるかどうかです。

本コラムが、あなたが後悔のない選択をするための手助けとなれば幸いです。


💬 無料相談は24時間受付中です

  • LINE/メール/電話から選べます
  • 匿名・非公開での相談もOK
  • 経験豊富なカウンセラー・探偵が対応

総合探偵社R.A.Dお問い合わせ窓口0120-55-006824時間365日承っております

メールでのお問い合わせはこちら 24時間365日承っております

📝 関連コラムもおすすめ

調査報告書の中身を徹底解説|証拠として有効な資料とは?

探偵に依頼する浮気調査の料金とは?費用を抑えるための賢い選び方

LINEやカカオトークでの浮気調査に強い探偵の選び方

この探偵コラムの著者

梅澤 賢樹

Umezawa Masaki

総合探偵社R.A.D CEO
株式会社ディバイン 代表取締役社長
総合探偵社リザルト東京 副代表
株式会社リザルト 専務取締役

PROFILE

大手探偵社にて探偵としての調査スキルを習得した後、独立。探偵歴23年のキャリアを誇り、年間500件以上の浮気問題や人探しなどの探偵業務を取り扱う現役の探偵として活躍している。2007年に東京都港区六本木に「総合探偵社リザルト東京」を設立。六本木を中心としたエリアで浮気調査・企業の法人調査を多数取り扱う。2023年に新たに総合探偵社R.A.Dを埼玉県川口市に設立。主に東京都・埼玉県内を中心に年間約500件の浮気調査を取り扱うカリスマ探偵として活躍中。
浮気問題に強い弁護士や家庭問題を取り扱うカウンセラーなどの専門職と連携して多くの浮気問題を解決してきた実績がある。

・20年間で延べ10,000件超の尾行・張り込み実績あり
・探偵業法/個人情報保護法研修を年1回研修を実施
・探偵業開始届出証明書番号:埼玉県公安委員会 第43230057号(総合探偵社R.A.D)
・探偵業開始届出証明書番号:東京都公安委員会 第30070007号(総合探偵社リザルト東京)
・弁護士事務所、家庭問題カウンセラー協力契約店
・離婚調停/訴訟提出用報告書の裁判採用率96%(2023‑2024)

Profile Picture