~実例・探偵選びのポイント・20年の探偵経験からのアドバイス~

パートナーの浮気を疑ったとき、最初に抱く不安は「本当に浮気しているのか?」という疑念と同時に、「探偵を雇うとなると、どれくらいの費用がかかるのだろう?」という費用面の懸念ではないでしょうか。
今回の探偵コラムでは、現役の探偵である私が探偵事務所の浮気調査にかかる一般的な費用と相場を詳しく解説するとともに、実際の事例や探偵選びのコツ、さらに探偵歴20年の視点からのアドバイスを盛り込みました。浮気調査の費用面や探偵事務所の選び方に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.浮気調査の費用内訳と相場
1-1.基本料金(着手金)
探偵事務所に調査を正式に依頼する際、初期費用として発生するのが「基本料金」または「着手金」となります。この基本料金または着手金には主に以下のような内容が含まれます。
- 調査計画の立案
- 事前の打ち合わせや下調べ
- 事務手続き
相場: 数万円~10万円前後
事務所によっては「基本料金0円」をアピールしているところもありますが、別の項目で費用が加算される場合があるため、総額で比較することが大切です。
1-2.調査料金(時間制・日数制)
実際に尾行・張り込み・聞き込みなどを行うときに発生する費用です。探偵事務所によって、時間制(1時間あたりの費用)か日数制(1日あたりの費用)で料金設定をしているケースがあります。
- 相場: 1時間1万~2万円ほど(2人1組での調査が基本)
- 注意点: 調査員が増えれば増えるほど、1時間あたりの費用も上乗せされる。
1-3.経費(交通費・宿泊費・機材費など)
調査に伴う移動交通費や宿泊費、機材(高性能カメラや車両など)の使用料が別途請求される場合があります。
- 相場: 数千円~数万円(調査期間・地域によって変動)
- ポイント: 経費は調査終了後にまとめて精算されることが多いため、初期見積もりの段階でざっくりとした上限・内訳を確認しておくと安心です。
1-4.成功報酬
「成功報酬」を設定している探偵事務所では、浮気の事実が確認できた場合に報酬が発生する仕組みを取り入れています。
- 相場: 数万円~数十万円
- 事前確認: どこからどこまでを「成功」とみなすのか、成功しなかった場合の対応はどうなるのかなど、契約前に詳しくチェックしましょう。
2.全体的な費用の目安
2-1.総額のイメージ
浮気調査の費用は、20万円~100万円が一つの目安と言われています。目安の費用に幅があるのは以下の要因で調査費用が大きく変わるからです。
- 調査期間(短期~長期)
- 調査員の人数
- 地域やターゲットの行動範囲
- 事務所の料金体系
2-2.短期調査の一例
「パートナーが週末に浮気相手と会っているらしい」など、ある程度具体的なスケジュールが特定できている場合は、ピンポイントに日時を絞った短期集中調査で証拠を押さえるケースが多く、調査費用も比較的安価になる事が多いです。
- 基本料金: 約5万円
- 調査費(1日あたり8万円×3日): 24万円
- 経費(交通費など): 3万円
- 合計: 約32万円
2-3.長期調査の一例
「パートナーの行動パターンが読めない」「どこで誰と会っているか全くわからない」という場合は、1週間以上の長期調査になりやすく、調査費用が高額になりケースが多く見受けられます。
- 基本料金: 10万円
- 1日10万円×7日: 70万円
- 経費(遠方への移動・宿泊など): 5万~10万円
- 合計: 85万円~90万円以上
3.実際の依頼事例
3-1.週末集中調査で決定的証拠(Aさんのケース)
- 概要: Aさん(30代女性)は夫が金曜夜に外泊することが増えたため浮気を疑い、探偵に浮気調査を依頼。
- 調査期間: 3日間の集中調査
- 結果: 夫が同僚女性とホテルに入る様子を撮影。決定的証拠を入手。
- 費用: 約35万円
- Aさんの声: 「出費は痛かったですが、悶々とした思いから解放されました。探偵に任せたことで確実に証拠をつかめ、むしろ時間とお金のムダを防げたと感じます。」
3-2.長期調査でようやく浮気相手を特定(Bさんのケース)
- 概要: Bさん(40代男性)は妻が不定期な外出を繰り返していることを不審に思い依頼。平日昼間・休日夜など、妻の行動範囲が予測不能だった。
- 調査期間: 2週間
- 結果: 1週間では証拠が得られず、追加で1週間調査を延長。最終的に妻と浮気相手がホテルから出てくる写真を撮影。浮気相手も特定された。
- 費用: 約90万円
- Bさんの声: 「正直高額でしたが、長年の夫婦関係を続けるかどうかの重要な分岐点になる問題。証拠がなければ何も話し合いが進まないと思い、腹をくくりました。」
4.費用が変わる主な要因
- 調査期間・回数
- 浮気が行われる日時がハッキリしていれば短期集中で済むが、不明だと長期化しがち。
- ターゲットの行動パターン
- 都市部より車移動がメインの地方部のほうが交通費やガソリン代がかさむケースあり。
- 調査員の人数
- 車移動が複雑になると、複数台で尾行する必要があり、人数が増えるほど費用もアップ。
- 探偵事務所の規模・技術力
- 実績豊富で評判が高い事務所は費用が相場より高めになることもあるが、調査成功率が高い傾向がある。結果として総額が安く済む可能性が上がる。
5.探偵選びのポイント
5-1.公安委員会への届出確認
探偵業を営むには、都道府県公安委員会への届出が義務付けられています。届出証明書の有無は、正規業者かどうかを見極める第一歩です。
5-2.複数の事務所で見積もりを取る
浮気調査にかかる費用は事務所によって大きく異なります。1社だけで決めず、最低でも2~3社から見積もりを取り、比較検討しましょう。
- チェック項目
- 基本料金や調査料金の内訳が明確か
- 経費の算出方法があいまいではないか
- 成功報酬の場合、条件が具体的に提示されているか
5-3.信頼できる担当者かどうか
料金だけでなく、担当者の対応や信頼感も重要な判断材料です。誠実に質問へ回答してくれるか、こちらの不安や疑問に寄り添ってくれるかを基準に見極めましょう。
5-4.契約前に「重要事項説明書」をチェック
探偵業法では、契約前に「重要事項の説明」が義務づけられています。ここには
- 契約内容
- 調査方法
- 費用や支払いの条件
などが明記されているはずです。口頭説明のみで済まされる業者は要注意です。
6.探偵歴20年のプロからのアドバイス
- 自分で調査をしようとしない
- 自分で調査をしようとすると感情的になりやすく、法的トラブルのリスクが高い。自力での尾行やスマホ盗み見は、証拠能力が否定される恐れもあります。
- パートナーの行動パターンを整理し、探偵に共有する
- 怪しい時間帯や訪れそうな場所をあらかじめ整理して伝えると、短期間・低コストで結果を出せる可能性が高い。
- 「激安」や「高額」すぎる業者には冷静に質問を
- 安すぎる業者は必要な調査体制が整っていなかったり、後々追加料金が発生するケースがある為、調査の方法や調査員何名で調査を行なうのか具体的に説明を求めましょう。高額の場合は、理由をしっかり説明してもらい納得できるかを確認する。
- アフターフォローや専門家との連携も視野に
- 浮気の証拠を得た後、離婚や慰謝料請求、あるいは夫婦関係の修復に向けて弁護士やカウンセラーが必要になるケースがある。弁護士紹介やメンタルサポートまで対応できる事務所なら、スムーズな問題解決に役立つ。
7.費用を抑えるコツ
- 怪しい日時・場所を把握する
- 「毎週○曜日に飲み会と言っている」「特定のLINE相手とのやり取りが多い」など、可能な限り情報を探偵に提供すると効率的な調査がしやすくなる。
- 見積もりを丁寧に比較する
- 基本料金が安くても経費や成功報酬が高い場合など、トータルで見ると高額になるパターンもある。
- 調査期間を短縮する交渉をする
- 「何日分だけ様子を見て、その結果によって延長を検討したい」と段階的に契約することも検討。
- 成功報酬の条件を曖昧にしない
- 「浮気相手とのホテル出入りの撮影が成功ライン」など、具体的な目標を事前に設定しておけば、無駄な延長調査を防ぎやすい。
8.まとめ:納得のいく費用で安心して依頼するために
浮気調査の費用は20万円から100万円と幅が広く、一見高額に感じられますが、それだけ探偵の調査には手間と専門知識、そして法律に則った技術が必要だということを意味します。
- 短期調査なら30万円前後で済むケースもあれば、行動パターンがつかめず長期戦になると80万円以上かかることもある。
- 「成功報酬」「時間制」「日数制」など、料金体系は事務所によって多種多様。複数社の見積もりを比較し、費用だけでなく内容・サポート体制も含めて慎重に検討することが重要です。
パートナーの浮気問題は家庭やあなた自身の人生を左右する大きな悩みとなるでしょう。だからこそ、確実な証拠を得て次のステップ(関係修復・離婚・慰謝料請求など)を検討することが大切です。自力調査は違法性や証拠能力の低さというリスクが付きまといます。プロに依頼すれば、違法行為を避けつつ適正な手法で証拠能力の高い資料が手に入る可能性が非常に高まります。
「高い費用を支払ってでも浮気の事実をしっかり確認したい」という覚悟ができたら、今回紹介したポイントを踏まえ、信頼できる探偵事務所をじっくり探してみてください。探偵歴20年の私から言わせれば、費用以上に「時間と精神的ストレスを軽減できる」ことの価値はとても大きいと断言できます。浮気の疑いで苦しい思いをしている方こそ、正しい情報と専門家の力を活用して、最善の解決策を見つけていただければと思います。
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本コラムの内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、法律や具体的な状況についての最終的な判断を提供するものではありません。浮気調査や離婚問題に関しては、個人の事情や状況によって適切な対応が異なるため、専門家(探偵や弁護士など)に直接ご相談いただくことをおすすめします。
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この探偵コラムの著者
梅澤 賢樹
Umezawa Masaki
総合探偵社R.A.D CEO
株式会社ディバイン 代表取締役社長
総合探偵社リザルト東京 副代表
株式会社リザルト 専務取締役
PROFILE
大手探偵社にて探偵としての調査スキルを習得した後、独立。探偵歴23年のキャリアを誇り、年間500件以上の浮気問題や人探しなどの探偵業務を取り扱う現役の探偵として活躍している。2007年に東京都港区六本木に「総合探偵社リザルト東京」を設立。六本木を中心としたエリアで浮気調査・企業の法人調査を多数取り扱う。2023年に新たに総合探偵社R.A.Dを埼玉県川口市に設立。主に東京都・埼玉県内を中心に年間約500件の浮気調査を取り扱うカリスマ探偵として活躍中。
浮気問題に強い弁護士や家庭問題を取り扱うカウンセラーなどの専門職と連携して多くの浮気問題を解決してきた実績がある。
・20年間で延べ10,000件超の尾行・張り込み実績あり
・探偵業法/個人情報保護法研修を年1回研修を実施
・探偵業開始届出証明書番号:埼玉県公安委員会 第43230057号(総合探偵社R.A.D)
・探偵業開始届出証明書番号:東京都公安委員会 第30070007号(総合探偵社リザルト東京)
・弁護士事務所、家庭問題カウンセラー協力契約店
・離婚調停/訴訟提出用報告書の裁判採用率96%(2023‑2024)
