浮気調査の必要性と基本的なアプローチ
浮気調査を行う理由は様々ですが、主にパートナーとの信頼回復や、真実を知るためなどの主に夫婦関係の修復を希望されるご依頼や、パートナーとの離婚を考えるまたはその判断材料として依頼される方が多いと思います。浮気調査を始める前に、まずは調査の目的を明確にし、どのような情報が必要かを考えることが重要です。このコラムでは、プロの探偵が使う基本的な浮気調査の方法とそのポイントを紹介します。ご依頼する参考になさって頂けたら幸いです。
1. 事前の情報収集と準備
調査対象の行動パターンを把握する
調査対象者が普段どのような行動をしているのかを観察します。これには、仕事の時間、休日の過ごし方、連絡の頻度なども含まれます。どこに行くのか、誰と会うのかを記録しておくと、本調査がスムーズに進むことが多いです。
必要なアイテムを準備する
調査に必要なアイテムには、カメラ、スマートフォン、録音機器などがあります。最近では、スマートフォンのアプリやGPSトラッカーも活用されています。ただし、法律に違反しない範囲で使用することが大切です。
2. 行動の追跡と観察
尾行の技術
尾行は探偵が浮気調査を行う上で基本的な方法の一つです。対象が出かけた時に、どこに行くのか、誰と会うのかを尾行して確認と撮影を行います。尾行する際は、目立たずに行動し、対象に気付かれないようにすることが最も重要です。
※探偵社は、探偵業法に則り各種届け出を済ませた上で尾行・撮影などの探偵業を生業として行うことが認められています。一般の方が勝手に尾行や撮影を行う行為は、つきまといや盗撮などの法令に反する恐れがありますのご注意ください。
カメラやビデオカメラの使用
探偵は、対象者の浮気の証拠を集めるために、カメラやビデオカメラを使って証拠を収集します。密かに写真を撮る際は、周囲のプライバシーに配慮しつつ、明確に証拠となる瞬間を撮影します。
3. デジタル調査
スマートフォンのチェック
浮気の証拠を探すために、パートナーのスマートフォンの履歴やメッセージ、アプリの使用履歴を確認することも有効だと思います。ただし、プライバシーに関する法律や倫理的な問題があるため、必ず法的な範囲内で行動することが大切です。強引に証拠を入手しても違法性が問われる場合、証拠能力が失われることもあります。
SNSの調査
SNS（ソーシャルネットワーキングサービス）での活動も調査の対象になります。対象がどのような投稿をしているか、誰とやり取りをしているかを確認することで、浮気の兆候を見つけることができるかもしれません。こちらも不正アクセス防止法に抵触する恐れがありますので、必ず法律に触れない範囲での前提となります。
4. 証拠の整理と報告
証拠の収集と整理
私たち探偵は、調査で集めた証拠を整理してわかりやすくまとめます。写真や録音、メモなどを適切に整理し、後から確認しやすいようにすることが重要です。
報告書の作成
調査結果をまとめた報告書を作成します。報告書には、調査の目的、手法、収集した証拠、そして結果を詳しく記載します。これにより、調査の成果を明確に伝えることができます。また、報告書は離婚や不倫相手への慰謝料請求の際の裁判でも採用されるよう法的な根拠に基づいて作成されます。
5. 法律と倫理の注意点
プライバシーの保護
浮気調査を行う際には、対象及び周囲へのプライバシーを尊重することが非常に重要です。弊社では探偵業届出を済ませ、探偵業を生業と認められた探偵が依頼者様とのご契約に基づき、適正・適法な調査を行っております。法令などに違反す調査では証拠能力を失う恐れがありますので、そういった探偵社にはくれぐれも注意して下さい。
適法性の確認
弊社ではご契約から調査中、最終的なご報告までの間に調査手法が法律に抵触しないかを何度も確認します。常に法的な枠組み内で行動することが求められます。
終わりに
浮気調査は慎重に行う必要があり、プロの探偵に依頼するのが一番確実であり、安全だと思います。浮気調査を行って失敗してから探偵に依頼しても、パートナーは警戒してしまい浮気の証拠を手に入れるのが難しくなる可能性もあります。信頼回復のために、離婚の切り札に…。どちらにしても正確な情報を集め、冷静に対処していくことが望まれます。
次回のコラムもお楽しみに！
