探偵コラム「探偵事務所（探偵社）と興信所の違いとは？」

探偵事務所、興信所…。皆さんは両社の違いについてご存じでしょうか？
弊社にご依頼いただく依頼者様にもよく聞かれる質問なので、今回詳しく解説していこうと思います。
探偵事務所と興信所は、どちらも情報収集や調査を行う機関ですが、その目的や調査手法、扱う案件の種類にいくつかの違いがあります。今回の探偵コラムでは、探偵事務所と興信所の特徴や違いをそれぞれ詳しく解説していきます。
ご自身が依頼する際にどちらが適しているのかなど参考になさってください。

このコラムは1,867単語で構成されており、読了時間 10分ほどでお読みいただけます。

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1. 探偵事務所（探偵社）とは？

探偵事務所（探偵社）は、個人や法人からさまざまな依頼を受けて、主にトラブルや問題解決に関する調査を行います。
例えば、以下のような調査が代表的です：

• 浮気・不倫調査
  配偶者やパートナーの行動を追跡し、不貞の証拠を収集します。離婚に向けた不貞証拠を集めたり、夫婦関係修復に向けた問題点を浮き彫りにする調査を行ないます。
• 行方調査（人探し）
  失踪者や行方不明者の居場所を特定します。
• 家出調査
  家出した子供を探したり、交友関係・素行面を調査したりします
• ストーカー対策
  加害者の特定や被害状況・証拠収集を行い、法的措置の支援をします。
• 詐欺被害調査
  詐欺事件の加害者特定や被害状況の裏付けを取る調査を実施します。
• 嫌がらせ調査・ご近所トラブル調査
  加害者の特定や被害状況・証拠収集を行い、法的措置の支援をします。

探偵事務所（探偵社）の特徴は、依頼者の「個別の問題解決」に重点を置くことです。また、調査対象の尾行や張り込み、隠しカメラの使用など、現場での具体的な行動を伴うことが多いのも特徴的です。

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2. 興信所とは？

一方、興信所は主に「信用情報」に関する調査を行う機関です。
企業や個人の信頼性を確認するために、広範囲で情報を収集します。
代表的な調査内容は以下の通りです：

• 結婚調査
  結婚を考える相手やその家族の素行や経済状況、職歴などを調査します。
• 企業調査
  取引先や競合他社の経営状況や信用力を確認します。
• 採用調査
  応募者の経歴や前職での評判などを調べ、採用の判断材料にします。

興信所の特徴は「信用の確認」に重点を置いており、調査対象に直接接触することは少なく、合法的な範囲内で公開情報や聞き取り調査を通じて情報を収集する点です。

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3. 主な違い

探偵事務所（探偵社）と興信所を比較すると、以下のような違いがあります。

項目	探偵事務所	興信所
調査の目的	問題解決・証拠収集	信用情報の確認
主な依頼者	個人（浮気、不倫、行方調査など）	個人・法人（結婚調査、企業調査など）
調査手法	尾行、張り込み、隠し撮影など	公開情報の収集、聞き取り調査
対応案件	トラブルや犯罪性が絡む場合もある	主に事前の信用確認や事実関係の把握

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4. 現代では区別が曖昧になるケースも

現在では、探偵事務所と興信所の業務内容が重なるケースも増えています。一部の探偵事務所では結婚調査や企業調査も受け付けていますし、興信所が浮気調査を行う場合もあります。ただし、基本的には「探偵＝問題解決」「興信所＝信用確認」という役割分担が根底にあります。
昔から「餅は餅屋」と言う言葉がありますが、それぞれの得意分野がありますので、自身のお悩みや問題がどちらに適しているのか、見極めて依頼するようにしましょう。

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5. 依頼時の注意点

探偵事務所や興信所に調査を依頼する際には、以下の点に注意しましょう：

• 調査の合法性
  日本では、調査業務において違法な手段（盗聴や無断侵入など）は禁止されています。信頼できる業者を選びましょう。
• 調査内容の明確化
  自分が依頼したい内容が探偵向きなのか、興信所向きなのかを理解しておくとスムーズです。
• 費用の確認
  調査には多額の費用がかかる場合があります。見積もりや契約内容を十分に確認してください。

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6. まとめ

探偵事務所と興信所の違いは、それぞれが解決を目指す目的や調査手法にあります。個人のトラブル解決を専門とする探偵事務所（探偵社）、信用確認を得意とする興信所――あなたのニーズに合った選択が、成功する調査の鍵となります。

依頼を検討する際は、信頼できる業者を見極め、目的に合わせたサービスを選ぶよう心がけましょう。