探偵用語辞典|尾行・張り込みから探偵業法・慰謝料まで
探偵・調査で使われる専門用語を、探偵歴24年の現役探偵がわかりやすく解説します。依頼前の不安解消や、報告書・契約書の理解にお役立てください。
調査の手法
- 尾行(びこう)
- 対象者に気づかれないよう後を追い、行動を確認・記録する調査手法。複数名で交代しながら行うのが基本です。
- 張り込み(はりこみ)
- 自宅・勤務先・密会場所などで待機し、対象者の出入りや行動を監視・撮影する手法。
- 視認(しにん)
- 調査員が対象者を実際に目で確認すること。視認の継続が尾行成功の前提になります。
- ロスト
- 尾行中に対象者を見失うこと。ロストを防ぐ技術が探偵の腕の見せどころです。
- 面取り/面起こし(めんとり)
- 対象者や不貞相手の顔をはっきり確認・撮影し、人物を特定すること。
- 聞き込み(ききこみ)
- 対象者の関係者や周辺から情報を収集する手法。違法にならない範囲で慎重に行います。
- カモフラージュ
- 調査員が周囲に溶け込み、対象者に怪しまれないようにする変装・偽装。
調査の種類
- 浮気調査/不貞調査(ふていちょうさ)
- 配偶者・パートナーの不貞行為(肉体関係)の有無や証拠を確認する調査。
- 素行調査(行動調査)(そこうちょうさ)
- 対象者の日常の行動・交友関係・生活実態を確認する調査。
- 身元調査/身辺調査(みもとちょうさ)
- 対象者の経歴・勤務先・家族構成などを確認する調査。婚前調査などで利用されます。
- 婚前調査(こんぜんちょうさ)
- 結婚前に相手や相手家族の身元・経歴・素行を確認する調査。
- 人探し/所在調査(ひとさがし)
- 家出人・行方不明者・音信不通の相手などの所在を突き止める調査。
- GPS調査
- GPS機器で車両等の位置を把握する補助手法。無断設置は違法リスクがあり、適法な範囲で運用します。
料金・契約
- 着手金(ちゃくしゅきん)
- 調査開始時に支払う費用。
- 諸経費(実費)(しょけいひ)
- 交通費・車両費・機材費など、調査に実際にかかる費用。
- 時間制料金
- 調査員の稼働時間×単価で計算する料金体系。
- パック料金
- 一定の時間・日数をまとめた定額の料金プラン。
- 完全成功報酬
- 証拠が取得できなかった場合に費用が発生しない料金プラン。
- 探偵業届出証明書
- 探偵業を営むために公安委員会へ届け出た事業者に交付される証明書。正規業者の証です。
法律・制度
- 探偵業法(たんていぎょうほう)
- 探偵業の業務の適正化を図る法律(2007年施行)。届出・重要事項説明・契約書面交付などを義務付けます。
- 公安委員会(こうあんいいんかい)
- 探偵業の届出先となる行政委員会。届出番号は事業者の正規性を示します。
- 不貞行為(ふていこうい)
- 配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと。慰謝料請求や離婚原因になります。
- 貞操権の侵害(ていそうけん)
- 婚姻関係にある者の貞操に対する権利の侵害。
- ストーカー規制法
- つきまといや無断のGPS設置などを規制する法律。調査も適法な範囲で行う必要があります。
証拠・報告書
- 調査報告書
- 調査結果を日時・場所・状況・写真等で記録した書面。裁判・調停で証拠として用います。
- 証拠能力(しょうこのうりょく)
- その証拠が裁判で証拠として認められる適格性。違法に収集した証拠は否定されることがあります。
- 5W1H
- いつ・どこで・誰が・誰と・何を・どのように。報告書に必要な記録要素。
- タイムスタンプ
- 写真・動画に記録される撮影日時。証拠の信頼性を担保します。
- 直接証拠/状況証拠
- 不貞を直接示す証拠と、複数を組み合わせて不貞を推認させる証拠。
業界用語
- 対象者(マルタイ)(たいしょうしゃ)
- 調査の対象となる人物。
- 依頼者(いらいしゃ)
- 調査を依頼する人。
- 相手対象者
- 不貞相手など、対象者と接触する相手方。
- 調査員(ちょうさいん)
- 実際に尾行・張り込み等を行うスタッフ。
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