尾行とは?
尾行とは、対象者に気づかれないよう一定の距離を保ちながら移動を追跡し、行動先と同行者を確認する調査手法です。探偵業法に基づく届出をした探偵が、依頼者の正当な利益を守る目的で行います(当社=埼玉県公安委員会 第43230057号)。
尾行・張り込み・張り番の違い(用語集)
混同されやすい3語は、次のように使い分けます。
- 尾行…対象者が移動している間、距離を保って追跡し行動先を確認すること。
- 張り込み…対象者が出入りする地点(自宅・勤務先・ホテル等)に事前に待機し、出入りの時刻と同行者を記録すること。
- 張り番…張り込みのうち、複数名で交代しながら特定地点を継続監視する体制を指す現場用語。
浮気調査では、まず張り込みで対象者の動き出しを押さえ、動き出した瞬間から尾行に切り替えるのが基本の流れです。どちらか一方だけでは、証拠として必要な「誰と、どこへ、何時間」が揃いません。
浮気調査における張り込みの実務手順

- 事前の下見…対象者の自宅や勤務先の出入口、駐車場、想定される導線を昼夜で確認します。車を置ける位置と、通行人から不自然に見えない待機位置を決めます。
- 機材と体制の準備…暗所に対応したカメラ、望遠レンズ、車内から撮影できる位置取りを準備し、原則2名以上で入ります。1名では出入口が複数ある建物に対応できません。
- 待機と記録…到着・退出の時刻を分単位で記録し、同行者の有無、服装、所持品を写真とともに残します。この時系列の記録が、後の報告書の骨格になります。
- 尾行への切り替え…対象者が動いた時点で追跡に移行します。徒歩・電車・車のいずれかで手順が変わるため、移動手段の予測が精度を左右します。
- 撤収の判断…対象者が帰宅した、あるいは不審に気づいた兆候がある場合は無理をせず撤収します。バレて警戒されると、次回以降の調査難度が跳ね上がるためです。
張り込みは「待つだけの作業」に見えますが、実際には位置取りと撤収判断の巧拙で結果がほぼ決まります。時間単価だけで探偵社を比べても差が見えないのは、この部分が価格表に現れないためです。
依頼する前に知っておきたいこと:相手に気づかれるリスクと、警戒がある場合の対応

張り込みや尾行は、相手に気づかれないように行うのが前提ですが、気づかれないことを保証はできません。相手の移動手段、生活の規則性、周囲の環境、そして相手がすでにどの程度警戒しているかで、難しさが大きく変わるためです。ここでは、ご依頼の前に知っておいていただきたいことを、当社の運用に沿って説明します。
相手が気づく、最も多いきっかけ
当社の経験で最も多いのは、ご依頼者の態度や言動の変化です。探偵に依頼したあと、ご依頼者の様子が変わり、相手が「調べられているのでは」と感じることがあります。これはご依頼者の気持ちの負担が大きい部分で、責められることではありません。当社では、面談ややり取りの中で担当の相談員が精神面を支えることを、対策の一部と考えています。調査の現場側では、上の実務手順にあるとおり、原則2名以上の体制と、不審に気づいた兆候があれば無理をせず撤収する判断を徹底しています。
以前から警戒がある場合は、契約前に状況を伺います
相手がまだ何も疑っていない場合と、以前から警戒している場合(過去に別の探偵社の調査が発覚した、問い詰めたことがある、など)とでは、同じ調査にはなりません。以前から警戒がある場合は、契約の前に聞き取りを重ね、
- 調査員の人数(2名を基本に、警戒の程度によっては増員)
- 調査する日程(発覚や問い詰めから日を空けるかどうか)
- 実施の可否(条件によっては別の方法をご提案する、またはお引き受けしない)
を検討してからお見積りします。他社の調査で発覚した場合も、まず状況を伺います。警戒の程度に応じて、増員を含む体制・日程・実施可否と費用をご案内します。
調査中の「続行・中断・追加」の判断と、ご依頼者への連絡
調査中に相手が不審に気づいた兆候があれば、その日の調査は無理をせず撤収します。そのあとは、
- 続行…様子を見て、別の日程で再開する
- 中断…警戒が強いと判断した場合、期間を空ける
- 追加調査…1回の確認だけでは継続性の立証が乏しい場合、追加の調査をお勧めすることがあります
のどれにするかを、ご依頼者と相談して決めます。調査中・調査後の連絡方法とタイミングは、事前にご相談のうえ決めます。追加の調査や延長は、事前にご承諾いただいた場合だけ行い、お見積書の金額を超える請求はしません(通常プランの条件)。
契約前に伝えていただきたいことと、ご自身で確かめなくてよいこと
次のことが分かっていると、警戒の程度に合った計画を立てやすくなります。分からない項目は空欄で構いません。
- 相手に「調べているのでは」と疑われた心当たりがあるか
- 過去に探偵社へ依頼したことがあるか(発覚の有無)
- 相手に問い詰めたことがあるか、その時期
- 相手の移動手段(車・電車・徒歩)と、普段の帰宅時間帯
不安が強いときは、担当者へご相談ください。相手への問い詰めや、ご自身での追跡・確認は、調査への影響を一緒に確認してから判断していただければ十分です。ご自身で危険を冒して確かめる必要はありません。ご依頼を決めていなくても、警戒の状況だけ整理したい段階からご相談いただけます(浮気調査の進め方/フォームで相談)。

浮気調査や素行調査など、パートナーの不倫問題を解決するためには、探偵の技術や経験が大きく物を言います。本コラムでは、探偵歴25年目の筆者が、張り込みや尾行といった現場のリアルな手法や、業界内で使われる数々の隠語、そして写真・映像から対象者を特定する「面取り(面起こし)」という探偵の高度な技術について解説します。法律や実務上のポイントにも触れ、より専門性の高い内容をお届けしますので、ぜひご一読ください。
このコラムを読むと以下のことが分かります
- 探偵業と法律の基礎知識
- 張り込みの真髄
- 尾行の実態
- 探偵業界特有の隠語
- 面取り(面起こし)の高度な分析技術
- 調査結果の使い方と法的アドバイス
📌 この記事の結論(30秒でわかる要点)
- プロの探偵は張り込み・尾行・面取り(写真からの人物特定)といった高度な技術で対象者の行動を確実に記録します。
- 自分での尾行は発覚・トラブルのリスクが大きく、証拠も残せず逆効果になりがちです。
- 探偵歴25年目のR.A.Dが、裁判で使える決定的証拠を安全・確実に確保します。
1. 探偵業と法律の基礎知識

探偵業は日本において「探偵業の業務の適正化に関する法律(以下、探偵業法)」によって定められています。探偵事務所を開業するには都道府県公安委員会への届出が必要で、依頼者との契約前には契約内容や調査手法の説明などを行わなければなりません。また、プライバシー保護やストーカー規制法等の関連法令を遵守することも重要です。
こうした法律の存在は、探偵が違法な手段に走らないよう歯止めをかけるとともに、依頼者の利益や対象者の権利を守るために機能しています。
2. 張り込みの真髄

● 張り込みとは
張り込みは、対象者(以下、「タレ」とも呼ぶ)がどのような行動パターンを取っているのかを地道に把握するための基本手法です。浮気や不倫調査においては、対象者の帰宅時間や外出先を把握することで、浮気の事実を裏付ける情報を掴む手がかりとなります。
- 最適な場所選び
周辺住民や警備員から不審がられない場所を選ぶ必要があります。車内での張り込みであっても、ナンバープレートや車種、駐車場所が常に同じだと目立ってしまうため、複数台の車を使い分ける場合も。 - 長時間にわたる待機への備え
観察対象が出入りするタイミングを逃さないように、食事や防寒具、通信手段(スマホ・トランシーバーなど)を常備。長丁場となると想定し、睡眠不足対策や防寒・防暑対策を徹底します。 - 撮影・記録体制
対象者が建物に出入りする決定的瞬間や、第三者(浮気相手)との接触を確実に押さえるため、高性能カメラやビデオカメラを常にスタンバイ。状況に合わせて小型カメラや暗所撮影に強いカメラなど最新鋭の調査機材を使い分けます。
3. 尾行の実態

⚠️ ここがポイント
素人の尾行は対象者に気づかれやすく、警戒されて証拠が取れなくなるばかりか、ストーカー規制法などのトラブルに発展する恐れもあります。尾行・張り込みは訓練を受けたプロに任せるのが安全です。
● 尾行とは
尾行は、対象者が移動を開始したら一定の距離を保ちながら追跡し、浮気現場や接触人物の有無を確認するための手法です。一瞬の油断が命取りになるため、緊張感と集中力が求められます。
- 距離感のコントロール
「ベタ」で付く(至近距離で尾行)と怪しまれやすく、逆に離れすぎると見失ってしまうため、絶妙な距離感を維持します。 - 複数名での連携
大規模な探偵社では3〜6人以上のチームで尾行することが多く、「オンブ」(サポート役)と呼ばれるメンバーが位置を交代しながら対象を見失わないように工夫します。さらに、先行・後続でターゲットを挟み込むように移動することで、一人が振り切られてももう一方で対処可能になる様な工夫があります。 - 交通手段の使い分け
車・バイク・電車・タクシーなど、状況に応じて柔軟に移動手段を変えます。都市部では車だと渋滞や駐車に苦労することも多いため、電車やバイクへ素早く乗り換えるテクニックが必要です。
4. 探偵業界特有の隠語
探偵同士の会話やメモでは、外部に情報が漏れにくいよう業界特有の隠語が使われます。ここでは浮気調査や素行調査の現場でよく用いられるものをさらに深堀りしてご紹介します。
- タレ
対象者のこと。「タレコミ情報」が語源という説があります。 - ケツ
尾行そのもの、または「ケツにつく」ことで追跡を始める合図。 - 足(あし)
探偵や乗り物を指す場合があり、「足を回す」は車やバイクを投入する行為を意味する。 - ガサ
自宅や車などを内々に調べる行為。警察用語の「ガサ入れ」が由来。 - サクる
決定的瞬間を撮影・録画すること。「サクッと撮る」が転じたとの説がある。 - ベタ
至近距離で対象者を尾行する。怪しまれやすいが見失うリスクは低い。 - ショバ
張り込み・監視を実施するエリア・場所。「ショバ代」は監視場所の確保にかかる費用を指す場合も。 - ツラ
顔(容姿)の隠語。顔写真を撮影する際や「ツラが割れる(顔バレする)」などの表現で使用。 - ケツモチ
チーム尾行の最後尾で周囲を警戒する役。対象者が振り向いた際のカモフラージュにもなる重要ポジション。 - ガチャ
対象者の情報を確認・照合する行為。または尾行現場での検証作業を指すことも。 - アタリ
調査対象が目標の人物・場所である確証を得ること。「アタリを付ける」とは確実に目星をつける意味。 - しっぽ
対象者のミスや痕跡。「しっぽを掴む」とは浮気の決定的証拠を得ることを指す。 - 追尾
対象者の尾行を行う事。 - 放尾
対象者の尾行を解除又は対象者が出てきても追尾しない事。例:ラブホテルから対象者が単身で出たが、不貞の証拠を押さえるため対象者を放尾し、第二対象者(浮気相手)の追尾に切り替える。 - 勤割(勤出し)
対象者の勤務先の割り出し調査。 - 宅割(ヤサ割)
対象者の居住先の割り出し調査。
5. 面取り(面起こし)の高度な分析技術

● 面取り(面起こし)とは
写真や映像、SNSプロフィール画像などから、対象者の顔を確定・照合する技術です。探偵や警察の現場で培われてきたノウハウに加え、近年はAIを活用した最新の顔認証システムが導入されることも増えています。
- 特徴の緻密な分析
目・鼻・口のバランスや輪郭はもちろん、ホクロやシワなどの細部、髪の生え際、耳の形状までを総合的にチェック。 - 複数アングルの比較
斜め・横・正面など各方向から撮影した写真を比較し、誤認を防ぎます。 - 背景情報の活用
写真に写り込んだ建物や看板、季節感から撮影場所や時期を推定し、対象者を特定していく。 - AI・ソフトウェアの導入
一部の探偵社ではAIや画像解析ソフトを活用し、瞬時に多数の画像を照合したり、被写体の属性(年齢・性別など)を推定する技術を用いる場合も。
浮気や不倫の調査では、決定的瞬間を撮影しても「それは別人ではないか?」と反論されるケースがあります。そこで「面取り(面起こし)」を行い、同一人物である証拠を示すことで、調停や裁判でも有力な証拠として活用されるのです。
6. 調査結果の使い方と法的アドバイス

探偵が入手した証拠は、主に離婚調停や裁判での不貞行為の立証に用いられます。日本の民法上、「不貞行為」は離婚や慰謝料請求の根拠となり得る重大な要素です。しかし、写真や音声データがあっても、以下のようなポイントを抑えておかなければ、証拠能力が十分に認められない可能性もあります。
- 正当な手段で得た証拠であること
違法な盗聴・盗撮による情報は、裁判での証拠採用が難しいだけでなく、逆にプライバシー侵害で訴えられるリスクも。 - 日付や相手の身元が明確に示される
不倫相手とのやり取りや一緒に写っている写真などは、日時や場所、人物の特定が明確であるほど証拠として強力になります。 - 早めに弁護士に相談する
探偵はあくまでも調査のプロ。法的なアドバイスや手続きは弁護士の専門領域です。調査結果をどう活かすかを早めに相談し、最良の解決策を模索しましょう。
7. まとめ:探偵が導く“真実”と安心
- 張り込み
地道で根気の要る手法。対象者の行動パターンを読み解き、最適なタイミングと場所を見極める。 - 尾行
専門的な距離感やチームワークが要求される高度なスキル。対象者にバレず、確実に追跡を続けるための工夫が重要。 - 探偵隠語
業務連携をスムーズかつ秘匿性高く行うための独自文化。外部に情報を漏らさないための工夫が詰まっている。 - 面取り(面起こし)
高度な分析技術であり、不貞行為などを立証する際の決定打となることも多い。最新のAI技術が導入されつつも、探偵の“職人芸”が色濃く残る分野。 - 法的視点を忘れない
探偵業法やプライバシー保護の観点を常に意識する必要がある。違法性があれば調査結果が活かせないどころか、トラブルにも発展し得る。
こうした張り込み・尾行を実際の浮気調査でどう組み立て、どんな報告書として納品するかは、浮気調査・不倫調査(埼玉)の流れと料金と報告書サンプル(全110ページ)で確認できます。
浮気や不倫というデリケートな問題に直面するときこそ、専門家の力を借りる意味は大きいといえます。信頼できる探偵社は、違法行為に走ることなく、合法かつ適切な方法で調査を行い、依頼者が納得できる形で証拠を提示します。最終的に離婚・慰謝料請求という選択をするにせよ、夫婦関係を修復するにせよ、「真実を知ること」が第一歩です。
経験豊富な探偵社ならではの張り込み・尾行の技術、探偵隠語を使いこなす連携プレー、そして面取り(面起こし)の分析力が総合的に力を発揮し、依頼者をサポートしてくれます。もしパートナーの浮気や不倫に疑念を抱いているならば、ひとりで抱え込まずに専門家に相談してみてください。しっかりとした調査に基づいた証拠は、あなたが前に進むための大きな手助けとなるはずです。
調査に関するお問い合わせ窓口
総合探偵社R.A.Dお問い合わせ窓口0120-55-006824時間365日無料相談承っております
〒332-0012 埼玉県川口市本町4丁目5-26 キャメリアプラザ内1階111
この探偵コラムの著者
梅澤 賢樹
Umezawa Masaki
総合探偵社R.A.D CEO
株式会社ディバイン CEO
総合探偵社リザルト東京 副代表
株式会社リザルト 専務取締役
PROFILE
2002年にガルエージェンシー探偵学校を卒業後、業界最大手のガルエージェンシー株式会社 六本木支社に入社。2005年までの3年間、現場の探偵として浮気調査の最前線に立ち、調査スキルを習得した後、独立。探偵歴25年目のキャリアを誇り、年間1,500件以上の浮気問題や人探しなどの探偵業務を取り扱う現役の探偵として活躍している。2007年に東京都港区六本木に「総合探偵社リザルト東京」を設立。六本木を中心としたエリアで浮気調査・企業の法人調査を多数取り扱う。2023年に新たに総合探偵社R.A.Dを埼玉県川口市に設立。主に東京都・埼玉県内を中心に、年間1,500件超の調査実績のうち1,200件超の浮気調査を取り扱うカリスマ探偵として活躍中。
浮気問題に強い弁護士や家庭問題を取り扱うカウンセラーなどの専門職と連携して多くの浮気問題を解決してきた実績がある。
・これまでに累計30,000件以上の尾行・張り込み実績あり
・探偵業法/個人情報保護法研修を年1回研修を実施
・探偵業開始届出証明書番号:埼玉県公安委員会 第43230057号(総合探偵社R.A.D)
・探偵業開始届出証明書番号:東京都公安委員会 第30070007号(総合探偵社リザルト東京)
・弁護士事務所、家庭問題カウンセラー協力契約店
・離婚調停/訴訟提出用報告書の裁判採用率96%(2023‑2024)

